20代でも植毛できる？メリット・デメリットを男女別に解説します

植毛はある程度年齢の高い人が行うイメージがありますが、20代で植毛を受ける人はいるのか気になる方もいるかもしれません。

実際、20代で植毛を受ける人は存在しますが、植毛を受けるにはメリットやデメリットを把握し、慎重にクリニックを選ぶ必要があります。

本記事では、20代で植毛を検討している方向けに以下の点を中心にご紹介します。

• 植毛とは
• 20代で植毛するメリット
• 20代で植毛するデメリット
• 植毛の手術費用の目安
• 後悔しない植毛クリニックの選び方

植毛について理解するために、ご参考にしてください。
ぜひ最後までお読みください。

1. 植毛とは
2. 植毛の寿命
   1. 自毛植毛の寿命
   2. 人工毛植毛の寿命
3. 20代で植毛するメリット（男女別）
   1. 男性が20代で植毛するメリット
   2. 女性が20代で植毛するメリット
4. 20代で植毛するデメリット（男女別）
   1. 男性が20代で植毛するデメリット
   2. 女性が20代で植毛するデメリット
5. 植毛ができる場所は？
   1. 傷痕の自毛植毛
   2. 眉毛の植毛
   3. おでこ（M字の生え際）の自毛植毛
   4. ヒゲ・その他の植毛
6. 植毛の手術費用の目安
   1. 自毛植毛の手術費用の目安
   2. 人工毛植毛の手術費用の目安
7. 植毛手術を受ける時の注意点
8. 後悔しない植毛クリニックの選び方
9. 20代の植毛に関するよくある質問
   1. 植毛したことは周囲に気づかれますか？
   2. 植毛手術に保険は適用されますか？
   3. 薄毛は植毛以外に対処法はありますか？
   4. 植毛後にカツラや帽子はかぶれますか？
10. 20代での植毛のまとめ

植毛とは

自毛植毛とは、後頭部の健康な髪を薄毛が気になる部分に移植する外科手術を指します。
自分の髪の毛を移植するので、炎症や拒絶反応を起こしにくく、なおかつ持続的な効果が期待できます。

髪を作り出す組織ごとを移植するため、移植先で生着した後は髪の毛が伸びて生え変わるヘアサイクルが行われます。
しかし、移植したあとしっかりと髪が生え揃うまでには約1〜1年半ほどの時間が必要になります。

人工毛植毛は、人工の髪の毛を薄毛が気になる部分に植える施術を指します。
人工の髪を使用するので、移植する髪の数を気にすることなく好きな本数を植毛できます。
ただし、人工毛は体にとって異物にあたるので、炎症や拒絶反応を起こす可能性があります。

植毛の寿命

自毛植毛と人工毛植毛には、髪の寿命に大きな違いがあります。
ここでは、それぞれの植毛方法による髪の寿命について解説していきます。

自毛植毛の寿命

自毛植毛がうまくいっていれば1週間程度で定着し、1ヶ月程度でヘアサイクルの影響によって一度抜けてしまいます。

髪の毛が抜けてしまうとびっくりしますが、2〜3ヶ月すると抜けてしまった部分から新たな髪が生えます。
定着した髪の毛はその後、他の健康な髪の毛と同じようにヘアサイクルが生まれ半永久的に髪を保てることが期待できます。

また、髪の毛にも寿命があり、一般的には2〜6年と言われています。
自毛植毛した髪も他の髪の毛と同じく、2〜6年の寿命を持っています。

アイランドタワークリニックの自毛植毛は、植毛した髪の毛はほかの髪の毛と同じようにヘアサイクルを何回も繰り返して生え変わり続けることが期待できます。
アイランドタワークリニックでは、アドバイザーによる無料のカウンセリングを受けることができます。
無料カウンセリングは、オンラインでも受けられます。

詳しくは、以下のページをご参照ください。
カウンセリングについて｜植毛のアイランドタワークリニック
オンラインカウンセリング | 植毛のアイランドタワークリニック

人工毛植毛の寿命

人工毛植毛に使われる髪の毛は、合成繊維で作った人工物です。
人工的に作られたものなので、植えた髪の毛が伸びることはありません。

人間の体は体内に侵入するウイルスや細菌などの異物を排除する免疫システムがあり、体にとっては異物である人工毛は徐々に体から追い出されてしまいます。
そのため、植毛しても体の免疫機能により徐々に抜け落ち、1年後には6〜8割の人工毛が抜けてしまうと言われています。

そのため、人工毛植毛を選択した場合、年に1〜2回のペースで植毛し直すメンテナンスが必要とされています。

20代で植毛するメリット（男女別）

20代から植毛するメリットは、男女で少し異なります。
薄毛の原因や程度は男女で異なるため、メリットの差が生まれます。
ここでは、20代で植毛するメリットを男女別で解説していきます。

男性が20代で植毛するメリット

AGAは進行性のものなので、放置していると髪が減ってしまいます。
そのため、20代のうちから薄毛に気が付いたなら、早い段階で自毛植毛を受けることがコンプレックスの解消や予防、費用の削減に効果を期待できるはずです。

自毛植毛は、

• 手術後は効果が半永久的である
• 拒絶反応を起こす可能性が低い
• ヘアアレンジ、カラーを楽しめる

などのメリットがあります。

一方、人工毛植毛は人工毛を植毛するため、自毛植毛のようにドナー採取の必要がありません。
自毛植毛は髪の毛が生え揃うまで時間がかかる一方、人工毛植毛はすぐに髪の毛を増やせます。

費用も自毛植毛よりも低く抑えられるため、20代の若い世代では費用の負担が軽いのが人工毛植毛のメリットのひとつと言われています。

女性が20代で植毛するメリット

自毛植毛は後頭部から髪の毛を毛根ごと採取し、薄毛が気になる部分に移植しますが、この時、皮膚ごと広範囲を切除するため、傷痕が目立ってしまいます。

しかし、髪の毛が長い方は隠しやすいので、傷痕は目立ちにくいかと思います。

また、女性は男性のように禿げ上がることはほとんどない傾向にあるため、移植する本数が少なく済み、費用を抑えられます。

人工毛植毛でも同様に、植える髪の本数が少なく済むため、費用を抑えられます。

20代で植毛するデメリット（男女別）

20代で植毛するのは、デメリットもあります。
男女で異なるデメリットがあるので、それぞれを解説していきます。

男性が20代で植毛するデメリット

20代で植毛するデメリットは、高額な費用がかかりやすい点です。

20代のうちは収入が不安定な人も多く、数〜数百万円かかる場合が多い植毛の費用は大きな負担になると考えられます。

男性の場合は、遺伝子の影響により広範囲が薄くなりやすいため、その分費用が高くなりやすい傾向にあります。

さらに、自毛植毛しても即効性はなく生え揃うまでに1年程度かかるため、即効性を期待する方は満足できないかもしれません。

また、男性は髪が短い人が多いため、後頭部の刈り上げで傷が目立ちやすい場合が多くなっています。

人工毛植毛は、手術後にすぐ髪が増えることが期待できると言われています。
一方で1〜2年で抜け落ちてしまい、そのたびにメンテナンス費用の負担がかさむ場合が多くなっています。

アイランドタワークリニック「i-Direct」の費用は、

• 基本治療費：22万円（税込み）
• グラフト費：990円（税込み）

になっています。
移植する本数や範囲によって費用は異なるため、アイランドタワークリニックの無料カウンセリングでご相談ください。
また、アイランドタワークリニックでは、120回の分割払いができるので幅広い方に利用いただけます。

詳しくは、以下のページをご参照ください。
自毛植毛の費用について | グラフト単価、基本治療費

女性が20代で植毛するデメリット

移植する髪の毛を採取した際の傷痕は、髪が長ければ覆い隠して目立ちにくくさせられますが、傷が治るまで痛みやかゆみに悩まされる可能性があります。

痛みやかゆみが気になる場合は薬の処方で対処できる場合がありますが、傷は工夫して隠す方法が一般的になっています。

また、女性は、男性よりも小範囲の植毛で済む場合が多いため、費用を抑えられる傾向が多いですが、それでもなお費用の負担が大きいと感じる方がいるようです。

植毛ができる場所は？

植毛はAGA（男性型脱毛症）などの薄毛が進行した部分に行う印象がありますが、傷痕・眉毛・おでこ・ヒゲなどさまざまな場所でできます。

それぞれの場所の植毛は、どのような人にすすめられているのかご紹介します。

傷痕の自毛植毛

頭部の怪我や火傷で髪が生えなくなった方や、頭部の傷が気になる方には、傷痕への植毛がおすすめです。

傷の毛の影響で薄くなった部分に植毛することで髪が生えるようになり、傷を自然に隠せるようになります。

• 頭部に怪我をしてから髪が生えなくなった
• 傷の影響で髪が薄くなり、見た目が気になる

このように感じられる方におすすめです。

眉毛の植毛

頭皮から健康な髪を採取し、眉毛に植毛できます。

眉毛は顔の表情を作る大事なパーツなので、眉毛の薄さで印象を変えたいと思っている方におすすめです。

• 眉毛の一部が欠損していて気になる
• 毎日アイブロウで眉毛を書き足している
• すっぴんに自信を持ちたい
• 眉毛が生えなくなってしまった

おでこ（M字の生え際）の自毛植毛

おでこの自毛植毛はAGA治療をしている方の中でも特に多く、需要の高い施術になっています。
顔面は人の目につきやすく、生え際の毛量は髪が薄い印象を強く感じられるため、おでこの植毛を希望する人は多くいます。

• おでこの広さが気になってきた
• 生え際の後退が進んでいる
• おでこが丸見えになることに抵抗を感じる

このように感じられる方におすすめです。

ヒゲ・その他の植毛

ヒゲの植毛は、ヒゲを増やして男らしくダンディーな印象になりたい方に需要がある植毛です。
ひげ以外では、もみあげ・わき毛・陰毛などへの植毛もできます。

• 生まれつきヒゲが生えていない
• ヒゲがまばらで気になる
• ヒゲを増やしてダンディーになりたい
• もみあげの左右のバランスが気になる
• 陰毛やわき毛を増やしたい

のヒゲについて悩みを抱えている方におすすめです。

植毛の手術費用の目安

植毛の手術費用は高額なものになりますが、クリニックや施術方法によって異なります。
ここでは、手術費用の目安を解説していきます。

自毛植毛の手術費用の目安

自毛植毛の手術費用は、およそ70〜150万円のクリニックが多い傾向にあります。
ただし、クリニックや施術方法によって費用に差があるため、納得のできる費用のクリニックや施術方法を選ぶ必要があります。

自毛植毛の施術方法には、このような種類があります。

• FUE法…メスを使用せず、直径1mmほどの医療用パンチでひとつずつドナーを採取する
• FUT法・FUSS法…メスで皮膚を切り取り、そこからドナーを採取する

人工毛植毛の手術費用の目安

人工毛植毛は、自毛植毛よりも安い手術費用に収められます。

髪を1,000本植えるとすると自毛植毛の場合は70〜150万円かかりますが、人工毛を選択した場合、費用は大幅に減り、1,000本で30万円ほどになります。

ただし、費用はクリニックや施術方法によって変わるため、通う予定のクリニックに費用を詳しく聞くようにしてください。

アイランドタワークリニックの費用は以下のページから確認できます。
自毛植毛の費用について | グラフト単価、基本治療費

植毛手術を受ける時の注意点

自毛植毛は半永久的に髪が生え続けるようになるため、薄毛の治療に高い効果を期待できる施術です。

植毛手術はダウンタイムが発生することや、拒絶反応のリスクがあることに注意してください。

植毛後の傷痕が治るまで周りに気づかれたくない場合は、傷を隠す為にあらかじめ髪を伸ばしたり、ウィッグを利用したりする必要があります。

また、人工毛を植毛する場合、体にとって異物であるものを植えるので、拒絶反応や炎症が起こる可能性があることを、事前に把握しておいてください。

自毛植毛は拒絶反応を起こす可能性が低くなっていますが、拒絶反応を起こさないということはありません。

後悔しない植毛クリニックの選び方

後悔しない植毛クリニックの選び方は、3つのポイントに注目することが大切です。

植毛の実績
植毛の実績が多いクリニックは、各病院の公式HPで実績や症例を写真付きで公開している場合が多い傾向にあります。

逆に実績の少ないクリニックは、治療実績を公開しない傾向にあります。

アイランドタワークリニックの植毛実績は以下のページからチェックできます。
ぜひご参照してみてください。
オペ実施回数の推移と実績 | 植毛のアイランドタワークリニック

植毛の方式

植毛にはさまざまな術式があり、クリニックによって得意な術式が異なります。

希望する術式が得意なクリニックを選ぶことで、失敗のリスクを防ぐことが期待できます。
アイランドタワークリニックでは、独自の植毛方式があります。
詳しく知りたい方は、こちらからご参照ください。
植毛シェアNo.1のアイランドタワークリニック【東京・新宿】

合計費用

植毛料金は、基本料金＋グラフト数で決まります。
グラフト数とは移植株の数のことを指します。
採取した毛髪の単位に使われます。

必要なグラフト数は部位によって異なります。

グラフト数の目安は、生え際の浅めのM字部分なら400株〜600株、生え際から頭頂部までの広範囲となると2,000〜3,000株必要になると言われています。

植毛を希望する範囲への必要グラフト数と、基本料金の合計費用はクリニック選びの際に重要な参考になります。

アイランドタワークリニックでは、医療ローンによる分割払いで、月額3,000〜3万円程度で治療ができます。
オンラインでもカウンセリングを受け付けているので、ぜひご気軽にご相談ください。

20代の植毛に関するよくある質問

これから、20代で植毛をしたい方によく聞かれる質問に答えていきます。

植毛したことは周囲に気づかれますか？

自毛植毛は後頭部からドナーを採取することで傷ができるため、髪が短いと気づかれやすい方もいます。
一方で、部分ウィッグを着ければ手軽に隠せるので気づかれにくい方もいます。
また、髪の毛が長い方は傷を覆うように隠せられ、気づかれにくいかと思います。

植毛したことを周りに気づかれたくない方は、後頭部の髪を刈り上げずにできる気づかれにくい施術もあります。

植毛手術に保険は適用されますか？

自毛植毛は、保険適用外になります。
歯科矯正や美容整形と同じく、自毛植毛も自己負担が必要な自由診療にあたります。

自由診療とは、厚生労働省が承認していない治療や薬を使用する診療のことで、個人の自由で治療を受けられるため、保険点数がありません。

ですから、全費用を自己負担する必要があります。

薄毛は植毛以外に対処法はありますか？

薄毛は植毛以外でも対処する方法があります。

育毛剤

まだ薄毛がそれほど進行していない場合や、薄毛予防を目的としているなら、育毛剤で対処できます。

頭髪の健康維持には血行促進の効果を期待できるため、血行を促進するカプサイシン入りの育毛剤を使うと、頭皮環境の改善や健康維持に効果を期待できます。

クリニックでの治療

薄毛治療は内服薬・外用薬での対処法もあるため、植毛以外の方法で対処したい場合は、クリニックで薄毛に効果が期待できる薬を処方してもらってください。

生活習慣の改善

運動不足、食生活の偏り、睡眠不足、ストレスなどは頭皮環境を悪化させる要因です。

バランスの良い食事、早寝早起き、ストレスを溜めないなど基本的な健康習慣を意識することで、頭皮環境の改善や健康維持に効果が期待できます。

植毛後にカツラや帽子はかぶれますか？

植毛の手術後は包帯を巻き、その上から大きめのニット帽を被ります。
傷痕の大きさ次第ですが、3日〜1週間程度でガーゼや包帯なしで直接帽子やカツラを使用できるようになります。

20代での植毛のまとめ

ここまで20代での植毛についてお伝えしてきました。
植毛についての要点を以下にまとめます。

• 植毛とは自分の髪や人工毛を、薄毛部分に植える手術のこと
• 20代のうちに薄毛に気付けば早期治療ができるのがメリット
• 高額な費用が大きな負担になるのがデメリット
• 自毛植毛は70～150万円かかるが、人工毛植毛は30万円程度
• 実績・植毛方式・合計費用でクリニックを選ぶことが大事

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いと思っています。
最後までお読みいただいてありがとうございました。