植毛・自毛植毛手術後の経過

アイランドタワークリニックは、
患者様の術後の状況に合わせて
しっかりとフォローしていきます。

実際に自毛植毛を受けた植毛アドバイザーが
術後の経過の様子を、詳しくご説明いたします。

植毛後から髪が生えそろうまでの経過

術後から髪が生えそろうまでのプロセス フロー図

アイランドタワークリニック
植毛アドバイザー
細川邦彦の術後経過

植毛アドバイザー細川邦彦
(施術日:2013年11月)

生え際Direct M+

  • 施術前の生え際の写真
  • 術後12ヶ月目の生え際の写真
植毛アドバイザーの写真

施術当日〜4日目

  1. 施術当日

    施術直後は
    出血がありますので、
    包帯を巻いての
    ご帰宅となります。

    入浴をさけ、包帯を巻いたままであれば、首から下はシャワーを浴びていただけます。

    施術当日の生え際の写真
  2. 術後翌日

    患者様の頭に帽子を被せる写真
    ご来院いただき、
    包帯を取り外して
    状態を診させていただきます。

    ガーゼをあてて
    帽子を被っていただきご帰宅となります。
    ヘアシートご利用の方は取付をいたしますので
    約2時間お時間を頂いております。
    夕方以降、頭を洗い流すことが可能です。

ご注意

※カツラをご使用中の方は、術後約3日ほどお控えください。
※約1週間は移植部をひっかいたりはしないで下さい。
※手術後3日程度は、仰向けでお休みください。
※激しい運動はお控えください。
※アルコールや煙草は1週間後までなるべくお控えください。

  1. 術後4日目

    術部の安定まで
    大事にお過ごしください。

    術部の状態が安定してくる頃です。
    カツラをご利用の方は、
    様子を見てご使用いただけます。
    就寝時の寝返りも、気にならなくなってきます。

    術後4日目の生え際の写真

術後1〜2週間

  1. 術後1週間

    かさぶたが取れてきます。

    かさぶたが取れた後は
    赤みが残ることもありますが、
    回復過程の正常な反応なので
    安心してお過ごしください。

    術後1週間目の生え際の写真
ご注意

かさぶたを無理にひっかいて取ることはおやめください。

  1. 術後2週間

    術後2週間目の生え際の写真
    かさぶたがなくなり
    髪の毛の先端が出てきます。

    かさぶたはほとんどこの頃にはなくなります。
    かさぶたの下に埋まっていた髪の毛も
    皮膚の外に出てきます。

術後1〜3ヶ月

  1. 術後1ヶ月

    頭皮の赤みは
    徐々に薄くなっていきます。

    この時期に、一時的脱毛が
    起こる可能性があります。

    術後1ヶ月目の生え際の写真
一時的脱毛とは?

手術後、約2週目〜4週目に多くみられる症状です。移植された毛が新たに生え変わる為に一時的に脱落する現象の事を言います。元の頭皮から切除されたことで、毛包が休止期に入ってしまうために起こる現象です。この一時的脱落が起こっても、髪を作り出す細胞は頭皮内にしっかりと生着しておりますので、術後約4ヶ月ほどが過ぎれば、移植毛は再度成長期に入り新しい毛髪が生え始めます。

  1. 術後3ヶ月

    術後3ヶ月目の生え際の写真
    頭皮内で新しい髪の毛が
    生成され始めます。

    頭皮内に生着した髪の毛を作り出す細胞により
    新しい毛髪が作られ始めます。

術後6〜9ヶ月

  1. 術後6ヶ月

    徐々に髪の毛が
    生えてきます。

    一時的脱毛が起こった箇所からも、
    本来の髪の毛が生え始めます。
    普段通りの生活で何の問題もございません。

    術後6ヶ月目の生え際の写真
  2. 術後9ヶ月

    術後9ヶ月目の生え際の写真
    髪の毛が順調に
    伸びていきます。

    後頭部に生えていた髪の毛と同じ元気な髪の毛が順調に生えてきます。薄毛だった部分の細い髪の毛との明らかな違いが見てお分かりになるかと思います。

術後12ヶ月

植毛アドバイザーの写真

早い方で6ヶ月〜8ヶ月後に
髪の毛が生えそろい、およそ12ヶ月で
すべての髪の毛が生えそろいます。

  • 施術前の生え際の写真
  • 術後12ヶ月目の生え際の写真

施術担当医からのコメント

對馬ドクターの写真
担当医:對馬医師

植毛はご自身の髪の毛でずっと生え続けるので、メンテナンスの必要がないということを気に入ってくださっていたのを覚えています。

元々額が広かったことを気にしていたところ、さらに生え際が後退したように感じたということで、納得できる薄毛治療を探して当院にご来院されたました。増毛無料体験や貼るかつらの説明も受けたそうですが、メンテナンスの手間と費用が気になり植毛に興味をもったそうです。植毛がどのような施術なのかをまずご説明させていただきましたが、植毛はご自身の髪の毛でずっと生え続けるので、メンテナンスの必要がないということを気に入ってくださっていたのを覚えています。

植毛についてはご納得いただきましたが、デザインのイメージはあまりなかったようです。額の生え際のラインは下げたいけども、あまり大きな手術となるのは怖さもあるということでした。これまでの経験から、なるべく少ないグラフト数で自然な額の広さとなるようデザインの提案をしました。特にこだわったのは、少しギザギザとした生え際のラインです。一直線のヘアラインでは不自然さがあるので、少しベースのラインから出し入れすると自然になります。ご本人はお任せしますと仰ってくださいましたが、その後とても気に入っていただいているとお話をいただきました。当初デザインのイメージを持っていなかったため、1年が経過し植毛が完成した際には、特に富士額のあるデザインが男性的で素晴らしい仕上がりだと大変満足されていました。

對馬ドクター

あまりご自身でイメージがしにくいため、デザインは特に医師の経験が重要です。ご本人の現在の髪の毛の状態と希望するグラフト数、お顔とのバランスを考えてデザインするので、ぜひそれだけでもご相談にお越しいただけたらと思います。

自毛植毛とは

自毛植毛とは、男性型脱毛症(AGA)によって髪が薄くなった部分に、側頭部や後頭部から採取した髪を移植する治療法のひとつです。

「AGA」は、毛乳頭細胞とDHT(ジヒドロテストステロン)が結合することによって引き起こされる髪のトラブルです。

AGAは主に前頭部や頭頂部に起こるとされています。

DHTは、男性ホルモンのテストステロンが5α還元酵素によって代謝されて生成される物質のことで、DHT自体に害はありません。

しかし、DHTが毛乳頭細胞の受容体に結合すると、脱毛のシグナルが発生し、ヘアサイクルが乱れ、抜けやすくなったり、生えなくなったりします。

一方、側頭部や後頭部の髪は、AGAの影響を受けにくいと言われています。

側頭部や後頭部には、毛乳頭細胞の受容体がほとんど存在しないため、AGAの進行が比較的緩やかです。

AGAの進行している部位に側頭部や後頭部の髪を移植しても、移植元の髪と同じように持続的に生え続けるとされています。

植毛の経過期間ごとの注意点

植毛した後にトラブルを起こしたり、植毛の効果が損なわれたりしないよう、経過期間ごとの注意点を解説していきます。

植毛当日

植毛当日の施術直後の頭皮は、出血があるため包帯やヘッドバンドを使用し、患部を保護して帰宅します。

傷口を包帯でしっかり覆っておかないと、傷口にばい菌が入る可能性があるため、自己判断で包帯を外すのはおやめ下さい。

もし外れてしまったら、クリニックにご連絡ください。

また、患部を落ち着かせるために、植毛当日の洗髪はお控え下さい。

シャンプーはできませんが、包帯やヘッドバンドを使用したままであれば、首から下はシャワーを浴びることができます。

植毛の1日後

植毛の翌日は傷が少し落ち着いているため、医師の判断によっては包帯を外すことが可能です。

施術を行ったクリニックに行き、傷の様子を確認し、ガーゼを当ててご帰宅ください。

翌日にクリニックに行ったり、包帯を外したりするのは通院するクリニックによって異なる場合がございますので、自己判断で包帯を外すのはおやめ下さい。

また、この日からシャンプーが可能になりますが、入浴はシャワーのみになります。

浴槽に浸かり体を芯から温めると、傷が痛む原因になる場合があります。

植毛の2日後

傷口が気になるかもしれませんが、患部を触らないようにしましょう。

患部に触ると指や手についている雑菌が傷に入り、炎症を起こす可能性があります。

また、体が温まると傷の痛みや炎症のもとになる可能性があるため、激しいスポーツや飲酒、喫煙はお控えください。

植毛の3日後

施術から3日後になると患部が落ち着き、安定します。

傷はかさぶたになり、ところどころかさぶたが取れる部分もあるでしょう。

かさぶたが気になり、引っかいて取りたくなるかもしれませんが、無理にかさぶたを取ると出血や炎症の原因になるため、かさぶたを引っかいて取るのはNGです。

また、患部が安定してくる時期ではありますが、カツラや帽子を被る際には、患部に配慮しながらご使用ください。

植毛の1週間後

1週間経つとかさぶたがほとんど取れ、患部はほぼ正常な状態になります。

かさぶたが取れたあと、頭皮に赤みがしばらく残ることがありますが、赤みも徐々に消えていく場合が多いです。

また、この段階の抜け毛は回復過程のひとつの現象です。

植毛の1か月後

1か月経つと一時的な脱毛が始まる可能性があります。

この現象は、移植された毛が新しく生え変わるために一時的に抜けるものです。

元の頭皮から切除されたことで毛包が休止期に入ることが一時的脱毛の原因と言われています。

しかし、頭皮内にはしっかりと髪を作る細胞が生着しているため、一時的脱毛が起こっても、きちんと毛は生えてきます。

抜け毛に不安な気持ちが煽られる時期なので、気を強く持つことが大切です。

もしどうしても不安に思ったり疑問があれば、担当医にご相談ください。

悩みや不安を抱えていると、それがストレスとなり、頭皮や髪に良くない環境に繋がります。

植毛の3か月後

髪を移植した部分に、産毛が生えてきます。

ただ、産毛を触ってばかりいると頭皮や髪にダメージになる可能性があるため、必要以上に触らずに髪の成長を見守るようにしましょう。

一時的脱毛で抜けた部分も、だんだんと髪が生えてきます。

植毛の6か月後

移植した部分に新しい髪が生え揃う時期です。

産毛だった細く短い髪もほぼ完全な髪に成長し、ヘアスタイルを楽しめるようになります。

移植したことはほとんど分からない見た目になっているため、自信が持てるようになるでしょう。

ただ、まだ髪が完全に成長しきっていないため、ここから先も髪や頭皮に良い環境づくりを心がけてください。

植毛の12か月後

施術から1年経つと、理想のヘアスタイルを楽しめるようになります。

早い方では6ヶ月~8ヶ月で全ての髪が生え揃うこともありますが、大体の方は12ヶ月で髪が生え揃うでしょう。

髪が生え揃って安心しますが、頭皮環境が悪くなれば抜け毛の原因になるため、生活習慣に気を付けて髪に良い生活を心がけてください。

栄養の偏りのないバランスの良い食事、適度な運動、飲酒・喫煙を控える、正しいヘアケアなどで今ある髪を労わることが大切です。

植毛の経過期間ごとの副作用

植毛後には経過期間ごとにさまざまな副作用を起こす場合があります。

それぞれの期間に起こりやすい副作用や、回復するまでの期間を解説していきます。

植毛直後

植毛直後は施術を行ったあとなので、患部には出血があり、痛みや腫れなどが見られます。

出血量は多くないため、出血についてはあまり心配ありませんが、傷を保護するために包帯やヘッドバンドを使用します。

患部は3日程度で安定するため、それまでは患部に必要以上に触れたり、負担になったりすることはお控え下さい。

植毛の1週間後

施術によってできた傷がかさぶたで覆われますが、1週間後にはかさぶたも剥がれ、頭皮は安定した状態になります。

ただし、かさぶたが取れた後の皮膚はまだ敏感で、赤みが残っている場合もあります。

赤みは1日から数日程度で引くとされていますが、気になって触ったり引っかいたりすると、赤みが落ち着きません。

また、一時的に抜け毛が起こる可能性がありますが、自毛植毛を行うとよくある現象です。

3ヶ月程度で産毛が生えてくるようになります。

植毛の1か月後

施術から1ヶ月経つと、一時的に髪が抜け、不安になることがあります。

これは、移植された毛が新しく生え変わるために一時的に抜けるものです。

自毛植毛を行うと約1ヶ月で一時的な脱毛が発生することはよくあることです。

元の頭皮から切除されたことで毛包が休止期に入ることが原因とされています。

頭皮内には髪を作る細胞が生着しているため、一時的脱毛が起こっても、きちんと髪は生えます。

植毛施術後の洗髪の注意点

植毛した翌日からシャンプーしても問題ありませんが、術後1週間までと1週間を過ぎてからでは、洗髪方法が異なります。

まず、術後翌日から1週間までは、移植した毛根がまだ定着していないため、普段通りに洗うと毛根が抜ける可能性があり、注意が必要です。

直接シャワーをかけないように移植部以外の所にシャワーを当て、移植部をお湯で、流すように洗います。

シャンプーは水で薄め、移植部の周辺を洗いましょう。

1週間までは「移植部の洗浄」というよりは、「移植部周囲の洗浄」が目的です。

術後1週間を過ぎると、移植した毛根が定着し、傷口もほとんど塞がっています。

この段階になれば、いつも通りにシャンプーをしても問題ありません。

ただし、爪を立てる・力強く擦る・熱いお湯で洗う・シャワーの水圧を強くするなどは、頭皮にダメージを与えるため、お控えください。

植毛後のシャンプーの選び方

植毛後も清潔を保つためにシャンプーは欠かせません。

施術の翌日~1週間の場合と、1週間経過した後のシャンプーの選び方をご紹介します。

翌日~1週間の場合

自毛植毛後に使うシャンプーは、とにかく刺激が少ないものを選びましょう。

男性用シャンプーは爽快感・清涼感のあるスーッとした成分が含まれるトニックシャンプーがありますが、トニックシャンプーは洗浄力が強く、必要な皮脂を落としバリア機能を低下させる可能性があるため、おすすめしません。

おすすめはスカルプケアシャンプーです。

スカルプケアシャンプーは頭皮の環境改善効果に期待できるシャンプーなので、一般的なシャンプーよりも洗浄力が高過ぎないのが特徴です。

ただ、製品によって洗浄力や成分が異なるため、成分に注目しましょう。

シリコンが配合されたスカルプケアシャンプーは皮脂を落とす働きが強い傾向にあるため、ノンシリコンのスカルプケアシャンプーがおすすめです。

1週間経過した場合

自毛植毛から1週間経つと移植した髪や傷が安定するため、普段通りのシャンプーをしても構いません。

シャンプーは以前使っていたものに戻しても良いですし、引き続きスカルプケアシャンプーを使っても良いでしょう。

ただ、普段通りのシャンプーをして良いとはいっても、熱いお湯を使ったり、ゴシゴシと頭皮を洗ったりするのは、頭皮のダメージになるのでおやめください。

また、1週間経つとムースやワックスなどの整髪料も使えるようになりますが、整髪料が頭皮に残ると毛穴詰まりや雑菌の繁殖に繋がります。

整髪料を使ったら、念入りにシャンプーをし、頭皮に残らないようにご注意ください。

よくある質問

植毛した毛はいつ抜けますか?

1ヶ月程度で髪が抜けていきます。

これは一時的なもので、2~3ヶ月の休止期を経て、徐々に生えてくるため、心配はありません。

頭皮に移植した髪が生着し、正常なヘアサイクルが始まれば、6~8ヶ月程度で髪のボリュームが戻ります。

植毛は何年もちますか?

植毛した髪の寿命は、健康な髪と同じです。

4年~6年で1サイクルを終え、自然に抜けます。

ただ、植毛の場合はその後「生えて来ないのでは」と不安になる方も多いですが、自毛植毛は髪を組織ごと移植するのが特徴です。

頭皮に定着することで、他の髪と同じヘアサイクルを繰り返すため、半永久的に生え続けます。

植毛によるかさぶたはいつ取れますか?

かさぶたができてから取れるまでには、人それぞれの回復力の違いがあるため、個人差があります。

一般的には植毛してから3日ほどでかさぶたができ、1週間から2週間も経てば、かさぶたは完全に落ちることがほとんどです。

なかなか落ちないかさぶたも2週間も経てば基本的には取れるため、焦らず自然に落ちるのをお待ちください。

また、かさぶたと一緒に髪の毛が抜けることもありますが、自然なことであり、植毛の効果に影響はありません。

植毛後はどうなりますか?

移植後の髪は、始めのうちは頭皮に馴染みませんが、施術箇所の傷が回復するとともに血小板の働きで頭皮とくっつき、毛細血管が形成されていきます。

すると周囲の健康な髪と同じく、植毛した髪にも血液や栄養が行き渡るようになります。

また、植毛した髪はAGAの症状で抜けることがほとんどないため、植毛後に脱毛する心配はほとんどありません。

AGAの影響を受けにくい性質を持つ、後頭部・側頭部の髪を移植することが多いためです。

後頭部・側頭部の髪を移植しても、AGAによる影響を受けにくい性質を持ち続けるので、AGAにより抜ける心配がほとんどありません。

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