自毛植毛の10年後の状態は?10年後も生着が続く植毛後の頭髪ケアなどを紹介

自毛植毛の手術は、薄毛治療に効果が期待できる施術の一つとされています。
しかし、自毛植毛の手術の結果がどれほど永続的であるかについては、疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

特に、手術から10年が経過した後、自毛植毛した髪がどのような状態になるのかということについては、多くの患者様が関心を持つポイントです。

本記事では、自毛植毛の手術後10年の期間を経た後の結果について以下のポイントを中心に、詳しく見ていきます。

  • 自毛植毛した髪の10年後
  • 自毛植毛した髪を10年後も生着し続けるためのポイント
  • 自毛植毛した髪もAGAになるのか

ぜひ、最後までご覧ください。

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目次

  1. 自毛植毛とは
    1. 自毛植毛のメリット
    2. 自毛植毛のデメリット
  2. 自毛植毛の費用の相場
  3. 自毛植毛を行った髪の10年後と寿命
    1. 通常の髪の寿命
  4. 自毛植毛した髪を10年後も生着させるポイント
    1. 技術の高いクリニックを選ぶ
    2. かさぶたが取れるまで2週間は安静にする
    3. 生活習慣を整える
  5. 10年後の移植毛と既存毛
    1. AGA治療の併用
  6. 10年後も維持するための植毛後の注意点
    1. 手術当日
    2. 手術後翌日~
    3. 手術後2週間
  7. 10年後もAGAを予防するために
    1. 食生活の見直し
    2. 良質な睡眠
    3. お酒とタバコを控える
    4. ストレスをためない
  8. 自毛植毛後の髪もAGAになる?
    1. ショックロス(一時的な抜け毛)とは
  9. 自毛植毛のやり方
    1. FUE法の特徴
    2. FUT法の特徴
  10. 人工毛植毛とは
    1. 人工毛植毛のメリット
    2. 人工毛植毛のデメリット
  11. 自毛植毛と人工毛植毛の比較
  12. クリニック選びが重要な理由
  13. 自毛植毛の手術の10年後についてよくある質問
    1. 植毛は何回行えばいいですか?
    2. 毛根の寿命はどのくらいですか?
    3. 死滅した毛根は生き返りますか?
  14. 自毛植毛の10年後まとめ

自毛植毛とは

自毛植毛とは、AGA(男性型脱毛症)に対する治療法の1つです。
AGA(男性型脱毛症)の影響を受けにくい後頭部の髪の毛を皮膚組織ごと、薄毛になっている箇所に移植する方法です。

自分の髪の毛で行うため、拒絶反応や副作用を起こすことが少ないとされています。
成功すれば髪を切ってもまた生えてくるようになる可能性があるため、長期的な薄毛対策効果が期待できます。

自毛植毛のメリット

自毛植毛のメリットとして、一度生着するとその後は半永久的に生え変わるため、一度の施術で効果が期待できることが挙げられます。
移植した後頭部や側頭部の髪の毛は薄毛に影響を受けにくいことから、再度AGAになる心配も少ないといわれています。

生着後にはカラーやパーマもできるようになるため、好きな髪型を楽しむことも可能です。
人工植毛と違い、炎症や拒絶反応が少ないこともうれしいポイントです。

自毛植毛のデメリット

自毛植毛のデメリットとして、時間とコストがかかることが挙げられます。
自毛植毛の場合、植毛した毛が完全に生え揃うまでには、およそ1年間の期間が必要です。

コスト面でいえば、自毛植毛は他の薄毛治療法よりも高額であり、数十万円以上必要になる場合があります。
その他にも、薄毛の進行具合によっては施術を受けられなかったり、髪質により不自然な髪型になる可能性も否定できません。

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自毛植毛の費用の相場

自毛植毛の相場は70万円〜150万円程度です。
自毛植毛の費用は基本料金+髪1株当たりの費用×株数で決まります。

基本料金には、医師の技術料や機器の使用料、衛生管理費などが含まれます。
自毛植毛は髪を一株一株丁寧に植え付ける必要があるので、費用が高額になりやすいです。

また、植え付ける株数が多ければその分費用も増加します。
担当する医師の技量によっても技術料に差が出てくるでしょう。

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自毛植毛を行った髪の10年後と寿命

自毛植毛を行った髪の毛に寿命はないとされています。
生着に成功すれば、通常の髪の毛と同じように生え続けることが期待できます。

通常の髪の毛と同じように約2〜6年のヘアサイクルがあるので、一定期間たった髪は自然に抜け落ちますが、また新たな髪の毛が生えてくることが見込めます。

髪の毛だけを移植するわけではないので、移植した分の髪の毛が抜けてしまったら終わりというものではありません。
適切なケアを行えば5年後、10年後も変わらず髪が生えることが期待できます。

通常の髪の寿命

通常の髪の毛の寿命は、およそ2~6年程度です。
毛髪が伸びる「成長期」毛髪が抜ける「退行期」毛髪の活動が停止する「休止期」のサイクルを繰り返して髪の毛は代謝をしています。

これをヘアサイクルと呼びます。
薄毛対策にはヘアサイクルを理解することが大切です。
一般的に女性は男性よりヘアサイクルが長く、脱毛しにくいとされています。

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自毛植毛した髪を10年後も生着させるポイント

自毛植毛した髪の毛の寿命が通常の髪の毛と同じであるということはすでに述べました。
では、自毛植毛した髪の毛を10年後も健やかに保つにはどうしたらいいのか、以下で見ていきましょう。

技術の高いクリニックを選ぶ

まず第一に大切なのが生着率です。
他にどんなに気を使っても、もともとの生着率が低かったのでは意味がありません。

生着率を決めるのは良質な株を選別する、手早く移植するなどの技術力です。
そのため技術力の高いクリニックで良質な施術を受けることが10年後の髪の毛の状態に大きく関わってくるといえるでしょう。

納得がいくまで相談を行い、ご自身が信頼できるクリニックを選ぶことが薄毛解消の近道です。

かさぶたが取れるまで2週間は安静にする

移植した直後は、施術箇所にかさぶたができます。
この際に掻きむしるなど刺激をしてしまうと髪の毛の生着率が落ちてしまうため、かさぶたが取れるまでは安静にしましょう。

およそ2週間ほどでかさぶたは自然と剥がれ落ちます。
かさぶたが取れるまでの期間は激しい運動は控えるようにし、患部への刺激を避けてお過ごしください。

生活習慣を整える

ヘアサイクルを正常に保つために大切なのは、生活習慣を整えることです。
自毛植毛した毛に限りませんが、ストレスや偏った栄養状態は薄毛の原因となるリスクがあります。

バランスの良い食生活や適度な運動、ストレスの解消を心がけることが健やかな髪を保つことに繋がります。
自毛植毛した髪の毛はAGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の作用を受けにくいといわれていますが、油断は大敵です。

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10年後の移植毛と既存毛

女性 医師

AGAは進行性の薄毛ですが、植毛部分以外の既存毛はAGAの症状が現れにくい部分であったと考えられるため、急激な薄毛の症状が現れることは稀であるとされています。

そのため、もし移植毛以外の既存毛が薄くなってきた場合は、早期にクリニックで治療を受けることをおすすめいたします。
理想は、AGAが進行する前に投薬治療等を開始し、薄毛の部分を改善、維持をすることとされています。
アイランドタワークリニックでは、このような問題を鑑み、無料カウンセリングを行っています。
オンラインでも行っているので、薄毛についてお悩みがある方はぜひご相談ください。

AGA治療の併用

既存毛部分の薄毛が目立つようになるまでには時間がかかるとはいえ、AGAは進行性の症状です。
薄毛は、生活習慣の見直しをすると効果が期待できることから、併用しながら薬物治療によって薄毛の進行を遅らせ、症状を改善するのも一つの手だとされています。

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10年後も維持するための植毛後の注意点

女性

植毛の定着率を上げるため、手術後にはいくつか注意点があります。

手術当日

自毛植毛手術当日、洗髪は避けた方が良いとされています。
手術直後は傷口がまだ完全に塞がっておらず、感染症のリスクが高まるからです。
さらに、傷口や頭皮への強い刺激も避けてください。
シャンプーは特に、移植部分に触れたり、頭皮を濡らすことでさらなる刺激を受けやすくしてしまうため、手術当日は洗髪をすることは避けた方が良いとされています。

手術後翌日~

自毛植毛手術を受けた後、移植部分の洗髪は手術翌日から始められます。
しかし長時間の入浴は、血行を促進し、毛穴を開いてしまう可能性があります。
術後2週間は洗髪の時はシャワーの水圧を弱めて、移植部分には触れずに洗うようにしてください。
ドライヤーを使用する場合にも、風量を調整して風が強すぎないようにしてください。
術後1週間ほどで、多くの方は傷口も大分治ってきます。
そうすると、徐々に指を使ってシャンプーができます。
ただし、傷口の状態は人によって異なるので、医師からの指示に従うようにしてください。

手術後2週間

2週間の経過期間が終了したら、移植前と同じように洗髪ができるようになります。
ただし、移植部位や地肌に異常を感じる場合は、マッサージなどの刺激を避けて、表面を軽く洗うにとどめるようにしてください。
その際、優しく洗って十分にすすぎ流すようにしてください。
このような手術を受けた場合、適切なアフターケアが非常に重要です。
植毛部分をきちんと洗髪することで、炎症や感染症のリスクを低減し、植毛の成果を期待できます。

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10年後もAGAを予防するために

AGA(男性型脱毛症)の主な原因は、生活習慣に乱れがある場合があります。
植毛後の定着率を上げ、既存毛の健康を保つために以下のポイントの見直しをすることをおすすめします。

食生活の見直し

AGAの予防には、正しい食生活が重要です。
まず、タンパク質、ビタミン、亜鉛を多く含む食品を摂取するように心がけてください。
髪の毛はタンパク質でできているため、タンパク質の摂取で健康で太く美しい髪を育てられます。
タンパク質が豊富に含まれる食品には、肉、魚介類、大豆製品、卵、乳製品があります。
また、体内でタンパク質を合成するためにはビタミンと亜鉛が重要になるといわれています。
これらをバランスよく摂取すると、健康的な髪を育てられるはずです。

良質な睡眠

十分な睡眠時間を確保することはAGA予防に重要です。
髪の毛の発育に大切な成長ホルモンは22時〜2時に分泌が最も多くなるといわれているため、生活リズムを見直して、できるだけこの時間を含めた7〜8時間程度の睡眠時間を確保することが望ましいとされています。
また、質の良い睡眠を取るために、睡眠前30分前はスマホやテレビなどの強い光を避けることも重要です。

お酒とタバコを控える

AGAを予防するためには、過剰なアルコール摂取や喫煙を避けることも重要になるといわれています。
これらの習慣は頭皮の血行を悪化させ、髪の毛に必要な栄養素が行き渡らなくなってしまう可能性があります。
わざわざ食生活の見直しや睡眠の改善のような他の予防策を実践しても、アルコールやタバコを摂取すると血液循環が悪くなり、髪に栄養が行き渡らなくなってしまいます。
アルコールや、喫煙は適度に控えて付き合っていくことが必要です。

ストレスをためない

AGAの原因がストレスによるものであるとは明確にされていませんが、過度なストレスは頭皮環境を悪化させることが通説になっています。
そして、頭皮環境や体内環境の悪化は、抜け毛の原因となるとされています。
そのためには、ストレスをため込まず、自分なりのストレス発散方法を見つけることが重要です。
ストレスが過剰になると、ホルモンバランスが崩れたり、血管を収縮させたりすることがあり、頭皮環境が悪化するといわれています。

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自毛植毛後の髪もAGAになる?

AGAはホルモンの影響によりヘアサイクルが短くなり、髪が抜け落ちてしまう状態です。
自毛植毛に使う毛はAGAの影響を受けにくい後頭部の毛です。

この髪の毛の性質は移植後も引き継がれるため、自毛植毛後またAGAになるということは考え難いです。
移植された毛は通常の髪の毛と同じようにヘアサイクルを繰り返し、抜けてもまた新たに生えてくるとされています。

ショックロス(一時的な抜け毛)とは

ショックロスとは植毛手術などの影響により、既存の毛髪が一時的に抜ける現象を指す俗称です。
医学用語では「手術後に見られる既存毛の一時的な抜け毛の増加」といいます。

髪が抜けてしまうと気になるかとは思いますが、実際は髪の毛全体の10〜15%程度が抜け毛になるだけです。
薄毛を気にしている方は症状が進行してしまったのではないかと驚くかもしれませんが、周りから見ると気づかないことが多いようです。

一般的に手術後2〜4週間ごろから起き、半年〜1年程度で目立たないくらいに毛が生えそろいます。
多くの場合、元通りに髪の毛が映えるとされているので、気にし過ぎないようにしましょう。

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自毛植毛のやり方

自毛植毛では、毛根を包む毛包と呼ばれる組織ごと髪の毛を採取します。
この毛包を「グラフト」または「株」と呼びます。

株を採取する方法にはFUE法とFUT法の2種類があります。

FUE法の特徴

FUE法は直径1㎜前後のパンチングプレートで1株ずつ株を採取する方法です。
術後の痛みが少なく、傷跡も目立ちにくいというメリットがありますがFUT法に比べて採取難易度が高く、高額です。

FUT法の特徴

FUT法は帯状に頭皮を切除し、その後手作業で1株ずつ株を切り出す方法です。
この方法は、後頭部に一本の長い傷跡が残り、手術後1週間は仰向けで寝ることが難しく、痛みも強いといわれています。

ただ、一般に費用が安く、手軽に受けられるメリットがあります。

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人工毛植毛とは

人工毛植毛とは、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維で作られた人工の髪の毛を頭皮に植える方法です。
好きな本数だけ好きな場所に植毛できるメリットもありますが、頭皮にとっては異物であることから、拒絶反応が起こるデメリットもあります。

人工毛植毛を受ける際には、必ずメリットデメリットを理解するようにしましょう。

人工毛植毛のメリット

人口毛植毛は、自分の髪の生え具合の経過を見ながら好きな部位に好きな本数で植毛できるというメリットがあります。
施術費用が安く痛みも少ないことから、気軽に始めることができます。

人工毛植毛のデメリット

人口毛植毛は費用は安いですが、その分施術後に炎症を起こしやすく、仕上がりも不自然になる可能性が高くなります。
また、植毛の永続性はないため、定期的なメンテナンスが必要となります。

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自毛植毛と人工毛植毛の比較

自毛植毛と人工毛植毛には、下記の点において大きな違いがあります。

  • 即効性
  • 費用
  • 身体への負担

人工毛植毛は一度植えたら抜けないとされているため、生え揃うのを待つ必要がありません。
そのため、施術後すぐに効果が期待できます。
その一方で、自毛植毛は、抜け落ちることもあるため、生え揃うまでに時間を要します。

自毛植毛は、費用が抑えられます。
自毛植毛は一度生えてしまえば生着が見込めるため、それ以降は費用は不要です。

しかし、人工毛植毛は頭皮へ生着しないため、抜け落ちてしまった場合、生えてくることはありません。
そのため、定期的なメンテナンスが必要になり、費用が高くなる傾向にあります。

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クリニック選びが重要な理由

植毛は専門の医療機関で行うものであり、医師の施術によって髪の生え方は大きく変わります。

髪の部位によっても太さや硬さは全くの別物です。
本来柔らかい髪の毛が生えるべき部位に硬い髪の毛が生える部位の髪を植毛すると、硬い髪の毛が生えてきてしまうため、生え際が不自然になってしまいます。

植毛後に自然な生え際にするためにも、経験豊富で髪の毛全体を見て施術する医師がいるクリニックを選んでください。

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自毛植毛の手術の10年後についてよくある質問

植毛の費用に関するよくある質問をご紹介します。

植毛は何回行えばいいですか?

植毛は生涯のなかで、少なくとも3回に分けて行うようにしてください。
AGAは進行性であることから、一度植毛を受けたとしても、また別の部位で薄毛が出てくる可能性があるためです。

一度にできる植毛の本数にも限りがあり、十分な密度をもった髪の毛が得られない可能性もあります。
ご自身の望むヘアスタイルが得られるよう、数回に分けて植毛を行うようにしてください。

毛根の寿命はどのくらいですか?

毛根の寿命は、ヘアサイクルに換算して20〜40回程度です。
ヘアサイクルが長くなるほど、毛根の寿命も伸びていくとされています。

ヘアサイクルは血行不良、ストレス、ホルモンバランスの乱れなど、様々な原因により周期に乱れが生じます。
ヘアサイクルを整えることによって、毛根の寿命も伸ばすことが見込めます。

死滅した毛根は生き返りますか?

毛根が死滅した場合、髪の毛が再び生えてくることはないといわれています。
毛根が死滅することは、毛母細胞が死滅することを意味します。

毛を作り出し、毛に着色する細胞群である毛母細胞が完全に働きを停止してしまうため、今後新しい髪の毛が生えてくることは不可能とされています。

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自毛植毛の10年後まとめ

ここまで、自毛植毛の手術の10年後について解説してきました。

本記事の要点は以下の通りです。

  • 自毛植毛した髪に寿命はないとされている
  • 自毛植毛した髪を生着させるためにはクリニック選びが重要
  • 自毛植毛した髪を生着させるために、自毛植毛の手術後は安静にする
  • 自毛植毛する髪はAGAの影響をうけにくい髪

最後までご覧いただきありがとうございました。