植毛のデメリットとは？植毛法や植毛後の注意点もご紹介！

薄毛は非常にデリケートな問題です。
AGA治療薬の服用では思うような効果が得られず、植毛に切り替えようと考えている方もいると思います。

植毛とは、具体的にどのような治療法なのか。
また、植毛のデメリットにはどのようなものがあるのか。

本記事では植毛のデメリットについて以下の点を中心にご紹介します。

• 植毛とは
• 植毛のデメリットとは
• 植毛後に注意することとは

植毛のデメリットについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

1. 植毛とは
2. 自毛植毛のメリット
   1. 自然な仕上がりの魅力
   2. 半永久的な効果と再生能力
   3. アレルギー反応や拒否反応の低リスク
3. 植毛のデメリット
   1. 費用が高い
   2. 合併症を引き起こす場合がある
   3. 効果を期待できるまで時間がかかる
   4. 植毛できる本数に限りがある
4. 自毛植毛のリスクと副作用について
   1. 自毛植毛の手術過程
   2. 自毛植毛後の副作用と対処法
   3. 手術失敗の可能性とリスク管理
5. 植毛後に注意すること
   1. 手術部に刺激を与えない
   2. 洗髪は翌日から可能
   3. タバコには注意が必要
6. はげてしまう原因と対策
7. 女性の植毛も増えてきている
8. おでこの植毛と髪の成長期間
   1. おでこの植毛の手術プロセス
   2. 初期成長期間と定着期間
   3. 植毛後の毛髪の長期的な成長予測
9. 植毛手術後のダウンタイムと痛みの管理
   1. 植毛手術後の一般的な回復時間
   2. ダウンタイム期間中の自己ケア
   3. 手術後の痛みの対処法
10. 植毛のデメリットについてよくある質問
    1. 植毛は医療行為ですか？
    2. 植毛は何回できる？
    3. 植毛後のかさぶたは何日で取れる？
11. 植毛のデメリットまとめ

植毛とは

植毛とは、髪の毛が薄くなっている部分に自分の後頭部のAGAの影響を受けにくい毛を移植する薄毛治療法です。
仕組みを簡単に説明すると「毛根の移動」です。

そもそも「植毛とは」はこちらの記事をご参照ください。

自毛植毛のメリット

自毛植毛は、自然な仕上がりと半永久的な効果が期待できるため、多くの方々に選ばれています。
また、自身の毛髪を使用するため、アレルギーや拒否反応のリスクも低いとされています。
以下では、自毛植毛のメリットについて詳しく解説します。

自然な仕上がりの魅力

自毛植毛では自身の毛髪を使用するため、毛髪の色や質感が自身の毛髪と一致し、他人から見ても移植をしたことが分かりにくいという魅力があります。

半永久的な効果と再生能力

自毛植毛のもう一つの大きなメリットは、半永久的な効果が期待できる点になります。
移植した毛髪は、定着すれば半永久的に生え続けるといわれています。

これは、移植に使用される毛髪が、AGA（男性型脱毛症）の影響を受けにくい性質を持つ後頭部から採取されることによります。

一度自毛植毛をすれば特別なメンテナンスは必要なく、普通の毛髪と同じようにシャンプーや頭皮ケアをするだけでよいとされています。

アレルギー反応や拒否反応の低リスク

自毛植毛は、他の人の毛髪や人工的な素材を使用する他の植毛と比べて、アレルギー反応や拒否反応のリスクが非常に低いというメリットがあります。

理由としては、移植に使用される毛髪が患者様ご自身のものであるため、体がそれを異物として認識しにくいことが挙げられます。
これにより、自毛植毛後の合併症のリスクが大幅に減少するとされています。

植毛のデメリット

ここからは、植毛のデメリットについて解説します。
植毛のデメリットには、主に以下のようなことがあげられます。

• 費用が高い
• 合併症を引き起こす場合がある
• 効果を期待できるまで時間がかかる
• 植毛できる本数に限りがある

費用が高い

植毛のデメリットでまず1つ目は、費用が高いことがあげられます。
費用が高いことは、植毛において非常に大きなデメリットかもしれません。

植毛の費用はクリニックによって異なります。
また、植毛の範囲や種類によっても費用は大きく異なります。

しかし、おおよそ50万～数百万円が相場となっています。

合併症を引き起こす場合がある

手術には麻酔薬を使うため、麻酔薬の影響でまぶたや顔全体が腫れたりむくむ場合があります。
これは、麻酔薬がまぶた付近に付着することが原因で起こる合併症です。
頭が腫れているように感じることもあります。

麻酔薬の影響が引き起こす合併症は、大体1週間程度で自然に治ることが多いですが、個人差があります。

効果を期待できるまで時間がかかる

毛髪には「成長期・退行期・休止期」という毛周期があります。
成長サイクルの影響で、植え込んだ自毛が定着しても、休止期には髪が抜けてしまうと言われています。

一度抜けてしまっても、しばらくすると自毛は生えてきます。
しかし、植毛をして薄毛の部分に髪が増えたと実感できるのは早くても6ヶ月程度はかかるといえます。

植毛の効果を期待できるまで時間がかかることはデメリットと感じるかもしれません。

植毛できる本数に限りがある

自毛植毛は、後頭部や側頭部の自毛を採取し、移植する治療方法です。
毛根ごと採取した自毛を気になる部分に移植するため、後頭部や側頭部には髪が生えてきません。

薄毛の進行度によって異なりますが、移植可能な本数はおおよそ1万～1万5,000本が限界といわれています。

自毛植毛のリスクと副作用について

自毛植毛は薄毛治療の一つです。
AGA（男性型脱毛症）の影響を受けにくい性質を持つ後頭部の毛髪を薄毛部分に移植することで、毛髪のボリュームを取り戻すことを目的とする治療法になります。

この治療法には手術が必要で、その過程や結果には様々なリスクと副作用が伴う場合があります。

以下では自毛植毛の手術過程、副作用とその対処法、手術失敗の可能性とリスク管理について詳しく解説します。

自毛植毛の手術過程

自毛植毛とは、AGA（男性型脱毛症）の影響を受けにくい性質を持つ後頭部の毛髪の細胞組織を薄毛部分に移植し、毛髪の密度を改善する治療法です。
自毛植毛では、自身の毛髪の細胞組織を移植することで髪が半永久的に成長し続ける状態になるとされています。

薄毛の主要な要因であるAGA（男性型脱毛症）は、ジヒドロテストステロンと呼ばれるホルモンが髪の成長を妨げるものです。
自毛植毛では、発毛を助ける毛髪の細胞組織が移植されるため、AGA（男性型脱毛症）の問題を根本的に解決する可能性があります。

自毛植毛が成功すれば、ヘアカラーやパーマも施すことが可能になるとされています。

自毛植毛後の副作用と対処法

自毛植毛の治療では、毛髪と一緒に頭皮も移植するため、治療後に点状や線状の傷が残ることがあります。
取り出した領域の皮膚に赤みが現れたり、感覚が鈍る可能性もあります。

また、「ショックロス」について知っておくことが大切となります。
ショックロスとは、手術後2週間〜2・3か月くらいに、移植した周囲の毛髪が一時的に落ちる現象を指します。

手術失敗の可能性とリスク管理

自毛植毛手術は、その結果が医師によって大きく左右されるため、手術失敗の可能性がないとは断言できません。

また、手術後には前述の通り一時的な脱毛（ショックロス）や感染症のリスクも存在します。
これらのリスクを管理するためには、事前の十分な情報収集と信頼できる医師やクリニックを選ぶことが重要となります。

アイランドタワークリニックでは、アドバイザーによる無料のカウンセリングを受けられます。
無料カウンセリングは、オンラインでも受けられます。
無料カウンセリング後、植毛施術をお考えの方には医師と施術内容についてお打ち合わせいただけます。

詳しくは、以下のページをご参照ください。
カウンセリングについて｜植毛のアイランドタワークリニック
オンラインカウンセリング | 植毛のアイランドタワークリニック

植毛後に注意すること

植毛したばかりの毛根は、すぐには安定しません。
植毛後の過ごし方で定着度に影響を及ぼすこともあります。

ここでは植毛後に注意することを解説します。

手術部に刺激を与えない

植毛後は通常の生活を送りながら、できるだけ毛髪に負担をかけないように過ごすことが大切です。

植毛は外科手術のため、頭皮に傷跡が残っていたりかさぶたができたりします。
患部に摩擦や圧迫が加わることは避け、通常の生活を送りつつ安静を心がけることを意識して下さい。

洗髪は翌日から可能

植毛当日の入浴は避けたほうが良いといわれています。
入浴で体温が上昇すると、傷口から出血することがあるためです。

しかし、頭皮を清潔に保つために、翌日からはシャンプーをした方が良いといわれています。
シャンプー剤は大量につけず、頭皮を柔らかくなでるように、優しく洗髪するようにして下さい。

タバコには注意が必要

タバコは薄毛や脱毛の進行に影響を及ぼすといわれています。
タバコにはニコチンという化学物質が含まれています。
ニコチンは血管を収縮させてしまいます。

頭皮には毛細血管が張り巡らされています。
タバコの影響で血管が収縮すると、頭皮の血流が悪くなってしまう可能性があります。
このため、少なからず植毛の定着率に影響を及ぼす可能性がございます。

はげてしまう原因と対策

はげてしまう原因にはさまざまなことが考えられます。

例えば、

• ストレス
• 加齢
• 生活習慣（タバコ・飲酒・睡眠不足・食生活）

などです。

はげてしまわないようにする・薄毛を進行させないようにするためには、対策が重要です。

対策としては、

• ストレスを溜めない
• 頭皮を清潔に保つ
• 生活習慣を見直す

などがあります。

これらを全て改善するのは難しいかもしれません。
そのため、適度な運動をしたり、食生活を見直してみたりなど、できることから始めてみることをおすすめします。

女性の植毛も増えてきている

植毛をするのは男性のほうが多いと思われがちです。
しかし今では、女性の植毛患者も増えています。

女性の薄毛の原因としては、

• 加齢
• ストレス
• ダイエット
• 出産
• ホルモンバランスの乱れ
• 生活習慣（タバコ・飲酒・睡眠不足・食生活）

などがあげられます。

ダイエット中は栄養不足になりがちです。
ダイエット後に薄毛になることはなくても、数年〜数十年後に影響が出てくることもあります。

また妊娠や出産のホルモンバランスの乱れによる薄毛・抜け毛は、女性特有の症状といえます。

妊娠中は、女性ホルモンが通常より多くつくられます。
そのため、髪の毛が成長する期間が長くなります。

一方で、出産後になるとヘアサイクルは変化します。
退行期の後に休止期に入るため、一気に髪の毛が抜けてしまいます。

抜け毛のピークは産後3ヶ月〜6ヶ月です。
一般的には休止期の後、通常のヘアサイクルに戻ります。
ですが中には、出産のダメージが大きく元の状態に戻るまで時間がかかる方もいるようです。

女性の薄毛にはさまざまなパターンがあります。
特に多いのは、頭部全体が薄くなる「びまん性脱毛症」といわれています。

「びまん性脱毛症」には、

• 頭皮が透けて見えるようになった
• 分け目がだんだん広くなった

という特徴があります。

また「びまん性脱毛症」は徐々に全体が薄くなっていくため、かなり症状が進行してから気が付くことも少なくありません。

女性の薄毛対策にも男性同様、頭皮マッサージや育毛剤の使用などがあります。
その中でもおすすめは、植毛といえます。

自毛植毛では定着後、自然な仕上がりが期待できます。
また、ボリューム感を出しつつ、好みの長さやヘアスタイルを楽しめます。

おでこの植毛と髪の成長期間

おでこの植毛は、自然な見た目と持続的な結果を得るための効果的な手段です。
しかし、その成功は植毛後の髪の成長期間に大きく依存します。
ここでは、おでこの植毛の手術プロセス、初期成長期間と定着期間、そして植毛後の毛髪の長期的な成長予測について詳しく説明します。

おでこの植毛の手術プロセス

おでこの植毛手術は、後頭部からAGA（男性型脱毛症）の影響を受けにくい性質を持つ後頭部の毛髪を採取し、薄毛部分に移植するプロセスです。

この手術は通常、局所麻酔下で行われ、手術時間は数時間のケースから一日に及ぶケースまであります。
移植された毛髪は、自然な見た目を作り出すために慎重に配置されます。
手術後、患者様は一時的な腫れや痛みを経験することがありますが、これらは通常数日から一週間で軽減するとされています。

初期成長期間と定着期間

植毛手術後、移植された毛髪は初期成長期間と定着期間を経ることになります。
初期成長期間は手術後2〜3週間で、移植毛は一時的に抜けることがあります。

これは正常な現象で、新しい毛髪が成長するためのスペースを作るのに必要となります。
次に定着期間が始まり、新しい毛髪が頭皮にしっかりと根付いて健康な成長を開始するとされています。
この期間は通常、手術後3〜4ヶ月後に始まります。

植毛後の毛髪の長期的な成長予測

植毛手術後の毛髪の長期的な成長は、手術の成功に大きく寄与するとされています。
定着期間が終わると、移植毛は自然な毛髪の成長サイクルに従って半永久的に成長を続けます。

およそ一年後には、手術の結果が明らかになり、最終的な密度と自然な見た目が得られるとされています。
しかし、植毛後の毛髪の成長は個々の体質や生活習慣により異なるため、定期的なフォローアップと適切な頭皮ケアが推奨されます。

植毛手術後のダウンタイムと痛みの管理

植毛手術は、薄毛や生え際の問題を解決するための一つの手段です。
手術後の回復期間やダウンタイム、痛みの管理について理解しておくことも大切になります。
これらの要素は、手術の成功と患者の術後の快適さに大きく影響します。

植毛手術後の一般的な回復時間

植毛手術後の回復時間は個々によりますが、一般的には手術後の腫れや赤みは1週間程度で落ち着き、内出血は2週間程度で落ち着くとされています。

手術が終わって間もない間は、傷口から出血する可能性もあります。

ダウンタイム期間中の自己ケア

ダウンタイム期間中の自己ケアは、手術の成功と快適な回復にとって重要とされています。
術後の腫れや赤みを管理するために、適切なケアと休息が必要になります。

また、術後2週間は激しい運動は控え、3週間はアルコール摂取、喫煙、または頭皮への刺激となるパーマやカラーリングを避けることが推奨されます。

手術後の痛みの対処法

手術後の痛みは、適切な痛み管理により軽減することが可能とされています。
痛みが強い場合や長期間続く場合は、医師にご相談ください。
また、手術後の痛みを軽減するためには、適切な休息とストレス管理が有効とされています。

植毛のデメリットについてよくある質問

ここでは、植毛デメリットについてよくある質問とその回答を紹介します。

植毛は医療行為ですか？

植毛手術は正規の医療行為になります。

しかし、誤った手術や未訓練の者による施術は効果が不十分なことがあるだけでなく、健康に重大な影響を及ぼす可能性があるため、慎重に医療機関を選ぶことが重要となります。

また、この手術は多くの方にとっては効果的とされていますが、すべての方にとって適切な解決策とは限らないため、医師にご相談ください。

アイランドタワークリニックでは、アドバイザーによる無料のカウンセリングを受けられます。
無料カウンセリングは、オンラインでも受けられます。
無料カウンセリング後、植毛施術をお考えの方には医師と施術内容についてお打ち合わせいただけます。

詳しくは、以下のページをご参照ください。
カウンセリングについて｜植毛のアイランドタワークリニック
オンラインカウンセリング | 植毛のアイランドタワークリニック

植毛は何回できる？

植毛手術の回数は、患者様の頭皮の状態や、利用可能なドナー毛髪の本数によって異なります。
一般的に、ドナー毛髪の数は限られており、一生で約1万〜1万5,000本の移植が可能とされています。

つまり、それぞれの手術で何本の毛髪を移植するかによって手術の回数が変わります。
しかし、毛髪の密度や自然な見た目を維持するためには、一度に移植できる毛髪の本数にも制限があります。

患者様に合った治療計画を立てるため、医師にご相談ください。

植毛後のかさぶたは何日で取れる？

植毛手術後のかさぶたは、一般的には手術後10日〜2週間程度で自然に取れ始めるとされています。
この期間は個々の体質や手術の規模、術後のケア方法によって異なるため、必ずしも一概には定めることはできません。

かさぶたがある期間中は、優しく洗髪して患部を清潔に保つことが大切になります。
かさぶたを無理に剥がすと、移植した毛髪に損傷を与える可能性があるため、自然に剥がれ落ちるのを待ってください。

また、術後の適切なアフターケアについては、担当医師の指示に従うことが重要になります。

植毛のデメリットまとめ

ここまで植毛のデメリットについてお伝えしてきました。

要点を以下にまとめます。

• 植毛とは、髪の毛が薄くなっている部分に自分の後頭部や側頭部の髪を移植する薄毛治療法のこと
• 植毛のデメリットとは、費用が高い・合併症を引き起こす場合がある・効果を期待できるまで時間がかかる・植毛できる本数に限りがあることなどがある
• 植毛後に注意することとは、手術部に刺激を与えない・洗髪は優しくする・喫煙には注意することなどがある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。