2024/10/05
植毛
植毛には、大きく分けて2種類の方法があります。
1つ目は、自分の髪の毛を移植する「自毛植毛」と呼ばれる方法です。
2つ目は、人工的に作られた髪の毛を移植する「人工毛植毛」になります。
それぞれの特徴やメリットについて、詳しく解説していきます。
人工毛植毛とは、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維を使用して、人工的に作られた髪の毛を移植する施術です。
患者が希望する本数や髪の毛の長さに合わせて、調節できるのがメリットとして挙げられます。
また、施術後すぐに髪の毛のボリュームアップや密度の濃さを実感しやすいため、効果を感じやすい点もメリットの1つです。
人口毛植毛のデメリットとしては、合成繊維を使用しているため、体が異物と判断した場合、拒絶反応や肌トラブルなどのリスクが考えられます。
また、移植した髪の毛は伸びたり生え変わったりすることはないため、抜け落ちた場合は再施術を受ける必要があります。
そのため、定期的なメンテナンスを受けて人工毛を移植する必要があるため、費用面でのデメリットも大きくなりやすい傾向があるため、注意が必要です。
自毛植毛とは、患者本人の後頭部の髪の毛を組織ごと採取して移植することで薄毛の改善が期待できる方法です。
髪の毛が成長するのに必要な組織ごと移植するため、移植後はヘアサイクルに合わせて他の髪の毛とともに生え替わりを繰り返すようになります。
そのため、一度施術を受けると、術後のメンテナンスは不要な場合が多く、半永久的に効果を感じやすいことがメリットとして挙げられます。
その他のメリットとしては、自分の髪の毛を移植するため、副作用のリスクが少ないと考えられることやヘアカラーやヘアアレンジが楽しめるようになることなどがあります。
自毛植毛のデメリットとしては、費用が高額になりやすいことや効果を感じるまでに時間がかかりやすいことなどが上げられます。
移植した髪の毛が一度抜け落ちて生え変わるまでには、半年~1年程度かかることが多いとされているため、すぐに薄毛を改善したい方には向いていない施術です。
また、広範囲の薄毛をカバーするために多くの組織を移植すると、その分の費用がかさみ、高額になる傾向があります。
そのため、希望する施術と予算を事前にきちんと調べておくことをおすすめします。
AGA(男性型脱毛症)の主な原因として、男性ホルモンの一種である「ジヒドロテストステロン(DHT)」の影響が挙げられます。
DHTは男性ホルモンの「テストステロン」と「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素が結合して生成されるホルモンです。
DHTが頭皮の毛根にある男性ホルモン受容体と結合することで脱毛因子が生成されてしまい、脱毛因子が増加することで薄毛や脱毛の症状を引き起こします。
また、AGA(男性型脱毛症)は遺伝が原因の可能性もあり、親族に薄毛の方が居る場合は、将来AGA(男性型脱毛症)を発症する可能性があるため、注意が必要です。
その他にも、過度のストレスや生活習慣の乱れによる頭皮環境の悪化が原因で、AGA(男性型脱毛症)を発症することもあります。
AGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛症であり、放置すると症状が進行し、深刻な脱毛症状になるリスクがあるため、薄毛が気になりだしたら早急に対処することが重要です。
円形脱毛症の原因として、自己免疫説が有力です。
そのため、状態が治まればまた毛根が回復し、毛が生えてくることがあります。
しかし、円形脱毛症は、全身の自己免疫反応の病気以外にも、炎症性の病気、遺伝的要因、ストレスなどにも関連しているとされていますが、詳しい仕組みはまだ解明されていません。
円形脱毛症は自毛植毛で定着しにくいため、植毛治療には適さない傾向があります。
円形脱毛症は、皮膚科の治療によって回復する場合があります。
初期の段階で皮膚科を受診することをおすすめします。
円形脱毛症の治療は、保険診療の対象となるため、3割負担であれば診察料や薬代を合わせて2千円〜3千円前後で治療を受けることができます。
ただし、症状や体質によって使用する薬や治療方法、期間が異なります。
早めに皮膚科を受診してください。
また、症状を繰り返すこともよくあるため、生活改善を並行してすることによって、症状を改善し、費用を抑えられる可能性があります。自分の生活習慣が正しいか一度見直すことをおすすめします。
植毛手術の費用は、「基本料金+1株の費用×株数」で算出されます。
基本料金とは、医師の技術料や機器の使用料、維持費などの基本料金を指します。
植毛は1株ごとに移植する施術のため、株数が多ければ多いほど費用が高額になりやすい傾向があります。
また、植毛手術は実施する施術方法によって1株あたりの費用が異なる場合が多いです。
施術方法や株数によって施術料金が異なるため、一律での料金表示が難しいといわれています。
実際にかかる費用を詳しく知りたいという方は、クリニックでのカウンセリング時に見積もりを提示してもらうのがおすすめです。
複数のクリニックで見積もりを出してもらうことで、平均的な相場も理解しやすくなるため、植毛を受けようと考えている方は複数のクリニックを受診しましょう。
植毛施術は、1株あたりの費用や施術方法によって、料金が異なる場合が多いです。
ここからは、おでこ・つむじ・眉毛・ヒゲの植毛費用の相場について解説していきます。
おでこ(M字の生え際)の植毛の平均的な費用相場は以下の通りです。
おでこ(M字の生え際)の平均費用相場 | 65~200万円程度 |
おでこ(M字の生え際)の植毛は、施術範囲が狭いことが多く、費用を抑えやすい部位です。
しかし、施術方法や取り扱うクリニックによっては、費用が大きく異なるため、カウンセリング時にきちんと確認しておくことが重要です。
つむじの植毛の平均的な費用相場は、以下の通りです。
つむじの平均費用相場 | 81~220万円程度 |
つむじや頭頂部は、薄毛の範囲が広い場合、高額になりやすい傾向があります。
また、施術方法やクリニックによって、費用が異なることが多いため、カウンセリング時に料金を確認した上で、複数のクリニックを比較することが重要です。
眉毛の植毛の平均費用相場は、以下の通りです。
眉毛の平均費用相場 | 40~140万円程度 |
眉毛の植毛は、患者自身の髪の毛を使って眉毛の薄い部分や足りない部分に移植する施術です。
主に後頭部の髪の毛が使用されることが多く、眉毛が薄い方や生えていない方などにおすすめしやすい施術になります。
眉毛は、顔の印象を決める重要なパーツともいわれているため、左右差やデザインが気になる方は一度カウンセリングを受けることをおすすめします。
ヒゲの植毛の平均費用相場は、以下の通りです。
ヒゲの平均費用相場 | 17~130万円程度 |
ヒゲの植毛は、主に後頭部から採取した髪の毛を使って、ヒゲの足りない部分に移植する施術です。
ヒゲへの植毛は施術範囲が狭いため、株数が少なく、費用が抑えやすい部位になります。
顔周りへの植毛は痛みを感じやすいため、痛みに配慮した施術を受けられるクリニックを選ぶことが重要です。
施術前・施術中の麻酔や術後の痛み止めの処方など、痛みに配慮した施術が受けられるクリニックを選びましょう。
FUT法とFUE法の違いは、メスを使用するかどうかが異なります。
FUT法は、髪の毛の組織を採取するときに、メスを使用して後頭部の頭皮を帯状に切除する施術です。
切開や縫合、抜糸などの工程が必要ですが、縫合部の剃毛のみで済むため、施術直後の状態でも周りの髪の毛で傷跡が隠れるため、目立ちにくいのが特徴です。
FUE法は、ダイレクト法とも呼ばれており、メスを使わず1mm口径の専用器具で髪の毛の組織を採取する施術です。
痛みや傷跡に配慮された施術が受けられますが、髪の毛を剃毛せずに組織を採取するのが難しいため、費用が高額になりやすい傾向があります。
以下は、植毛方法(FUTまたはFUE)とグラフト数に応じた、おおよその費用の表です。
株数における費用はあくまで目安です。
また、各々の症状によって向いている治療方法があります。
アイランドクリニックは、無料で費用のカウンセリングを行っています。
詳しく知りたい方は、ぜひお問い合わせください。
出典:グラフト(移植株)採取における i-Direct と 従来手法の違いとは
グラフト数 | FUT | FUE |
500株 | 55万円 | 71.5万円 |
1000株 | 88万円 | 121万円 |
1500株 | 121万円 | 170.5万円 |
自毛植毛や人工毛植毛のデメリットとして、費用が高いことが挙げられます。
費用が高くなりやすい理由として、施術方法やメンテナンス費用などが含まれていることが考えられます。
自毛植毛と人工毛植毛それぞれにかかる費用について、詳しく解説していきます。
自毛植毛は、移植したあとに髪の毛が頭皮に定着する「生着」が起こったあとは、ヘアサイクルに伴って他の髪の毛とともに生え替わりを繰り返すようになります。
そのため、一度施術を受けると、基本的にはメンテナンスや維持費は不要とされています。
植毛した髪の毛が定着し、髪の毛が生えそろったあとで、髪の毛のボリュームや薄毛の症状をより改善したい方は、2度目の自毛植毛を受ける方もいます。
2度目の自毛植毛施術を受けたい方は、1度目の施術が終わって半年~1年程度、期間を空けてから、施術を受けるのがおすすめです。
人工毛植毛は施術後、メンテナンスや維持費がかかることが多い施術です。
人工毛を植毛するデメリットとして、最終的に抜け落ちてしまうことが挙げられます。
人工毛は生着や生え替わりの工程がなく、いつかは頭皮から抜け落ちてしまうため、定期的に再施術を受ける必要があります。
半年~1年程度で、約8割が抜け落ちてしまう場合もあり、1年に1度、同じ規模の施術を受ける場合もあるため、金銭面の負担が大きくなることもあるため、注意が必要です。
植毛とその他の薄毛治療の費用を表にします。
以下の表を見てわかるように、自毛植毛は、移植する本数によって費用が高額になりますが、その後のメンテナンス費用は基本的に不要で維持費がかからないため、長期的に見ると費用は抑えめになるようです。
療法 | 自毛植毛 | 内服薬 | 外用薬 | 増毛 | 発毛 |
費用 | 30万円~150万円 | 月額3万円前後 | 月額1万5千円~2万円 | 年間10万円~30万円 | 1回あたり4,350円〜22,433円 |
自毛植毛では、「株(グラフト)」と呼ばれる単位を使用して施術の金額や規模を決定していると一般的に言われています。
株(グラフト)とは、採取する髪の毛の毛包の単位を指し、1株で髪の毛が1~4本程度生えてくるといわれています。
施術範囲と目安の株(グラフト)数は、以下の通りです。
これらの数字はあくまで目安のため、進行具合などによって一人一人異なることが多いです。
AGAなどの脱毛症が進行し、全体的に植毛する広範囲の施術の場合、2,000株以上移植する施術を受けることになる場合もあります。
植毛施術は、保険適用外の施術になるため、全額自己負担になります。
美容整形と同じく、見た目の改善を目指す施術のため、自由診療の範囲内とされています。
そのため、費用がクリニックによって異なり、高額になりやすい傾向があります。
クリニックを選ぶときには、受付から施術後のアフターフォローまでの対応や費用を比較した上で、自分に合ったクリニックを選びましょう。
医療ローンとは、高額な医療費や健康保険が適用できない美容施術などの支払い時にも活用できる、医療機関でのみ使用可能な支払い方法です。
医療ローンが使用できるのは医療行為のみで、クリニックと提携している銀行や信販会社などから借り入れできます。
AGA治療は、医療ローンが利用できるため、すぐにお金を用意できない方でも利用できます。
医療ローンを利用する場合、元金と利息を合わせて返済していく必要があります。
金利は実質年率で4~10%程度とされており、カードローンなどから借りるよりも金利が低めに設定されています。
医療ローンのデメリットとして、銀行では即日で融資が受けられないため、融資が受けられるようになるまでは自分で支払っておく必要がある点が挙げられます。
また、医療ローンの支払い途中で転院する場合、融資した金額の全額返済を求められることがあるため、注意が必要です。
植毛の施術は、日本以外でも受けられます。
海外での植毛施術を受ける方も多く、植毛と観光をセットにしたプランを提供している企業もあります。
ここでは、トルコ・韓国・タイでの植毛費用について詳しく解説していきます。
トルコは物価が安く、施術費用が抑えやすいことがメリットとして挙げられます。
トルコでの植毛費用の目安は、以下の通りです。
トルコでの植毛費用(目安) | 50~70万円程度 |
トルコは日本に比べて家賃や人件費が安い傾向があるため、施術を含むツアー金額の価格も通常より低めに設定されているところもあります。
トルコでは、自国内のトルコ人の他、ヨーロッパやアジア圏の方など、さまざまな人種の方々が植毛のためにトルコを訪れています。
そのため、日本人の髪質や頭皮に対しての知識がある医師もいるため、カウンセリング時に日本人に合った植毛施術の提案が受けられます。
韓国は植毛施術を取り扱うクリニックが多く、薄毛に悩む方が積極的に自毛植毛を受けているといわれています。
韓国での植毛費用の目安は、以下の通りです。
韓国の植毛費用(目安) | 60万円程度 |
韓国では、植毛や美容整形など、見た目の改善を目指す医療の発展が盛んであり、激しい価格協商が起きているといわれています。
そのため、費用を抑えやすく、地理的な距離も近いことがメリットとして挙げられます。
タイのバンコクでは、植毛施術を取り扱うクリニックが多く、FUT法やFUE法のほか、ロボットによる毛髪の修復施術などが受けられます。
タイのバンコクでの植毛費用の目安は、以下の通りです。
タイの植毛費用(目安) | 18~65万円程度 |
タイでの植毛施術の料金には、毛包の採取・移植料のほか、人件費や技術料、アフターケア施設代などが含まれている場合があります。
また、滞在施設や空港から施設までの移動、アフターケアとフォローアップサービスが含まれているプランが多く、トルコでの植毛治療が受けやすくなるよう工夫されています。
海外での植毛施術を受けたときに、起こりうるリスクとして以下のポイントが考えられます。
海外で医療を受けるときに、言語の違いからコミュニケーションが取りづらい場合があります。
通常、通訳者を通してコミュニケーションを取ることになる場合が多いですが、自分の考えが正しく伝わるとは限らないため、注意が必要です。
また、クリニックによっては、事前に写真と基礎情報を送り、その情報をもとにカウンセリングなしで治療を実施するところもあります。
そのため、カウンセリングが不十分になりやすく、医療トラブルに発展する可能性もあるため、カウンセリングは必ず時間を取ってもらえるよう、交渉する必要があります。
医療トラブルを防ぐためにも、自分の希望の施術方法や髪型が通じるように、細かい打ち合わせをすることが重要です。
万が一、医療トラブルが起きた場合、再治療のため、再渡航する必要があります。
再渡航の費用や治療代金などはすべて自己負担のため、余計に費用がかさむ場合もあり、経済的な負担が大きくなる可能性もあるため、慎重に検討しましょう。
AGA治療には、内服薬治療や植毛施術などの方法があります。
内服薬による治療と自毛植毛には、メリット・デメリットが存在しています。
ここでは、自毛植毛と内服薬それぞれの特徴について解説していきます。
自毛植毛は、AGAの影響を受けにくい後頭部の髪の毛を採取して移植することで、薄毛の改善が期待できる施術です。
AGAが進行し、薄毛の範囲が広い方でも髪の毛が定着することで、薄毛改善が目指せます。
デメリットとしては、施術を受けられる施設が日本国内で限られており、クリニックを選ぶのが難しいことや施術費用が高額になりやすいことが挙げられます。
施術費用が高額になりやすい分、一度施術を受けると、その後のメンテナンス費用は不要な場合が多く、半永久的に効果が持続できるとされています。
内服薬での治療は、薄毛予防や改善の効果が期待できる医薬品を服用することで、AGAの症状改善が期待できる施術です。
毎日継続的に服用することで、ヘアサイクルの正常化やAGAの原因となる酵素の働きを抑える効果が期待できます。
効果を実感するまでの期間には個人差がありますが、半年~1年程度かかることが多いといわれています。
デメリットとしては、髪の毛が抜けてしまった部分の再生は難しいことや、継続的な治療を受けるために定期的な通院が必要になることです。
AGAは進行性の脱毛症のため、治療をやめると症状が進行することになります。
そのため、AGA治療のためには、薬の服用を継続する必要があります。
植毛の費用を抑えるためには、薄毛の範囲が狭い段階での治療開始が重要です。
そのためには、早期に治療を始める必要があります。
また、クリニックによってはモニタープランを取り扱っているところもあるため、活用するのがおすすめです。
早期に治療を始めるメリットやモニタープランについて、詳しく解説していきます。
AGAは進行性の脱毛症であるため、放置していると薄毛の範囲が広くなり、治療費が高くなる傾向があります。
そのため、早期に治療を始めることで、費用を抑えやすくなります。
また、AGAが進行している方はヘアサイクルが乱れているため、通常80年程度ある髪の毛の細胞の寿命が、50年程度に短くなっている場合があります。
髪の毛の細胞の寿命がなくなる前に治療を始めることで、ヘアサイクルの正常化を促し、寿命が短くなることを抑える効果が期待できます。
そのため、AGAを発症したらすぐに治療を開始することが重要です。
植毛施術を取り扱っているクリニックでは、モニターを募集しているところがあります。
モニターとは、施術の前後を写真や動画に記録し、記録を公式サイトなどに掲載する代わりに、治療費が割引になるプランです。
クリニックによって、顔や名前のイニシャルなど細かく記載するところもあり、体験談なども掲載しているところもあります。
モニタープランの内容や公開する情報の範囲は、クリニックによって異なるため、事前にきちんと確認しておくことをおすすめします。
モニタープランの注意点は、費用が割引になる代わりに、公式サイトで写真が掲載されるなど条件があることです。
クリニックによっては、顔写真や名前のイニシャル、年齢など細かく掲載されることがあるため、他人にバレたくない方は注意が必要です。
顔写真を掲載しないモニタープランもあるため、公式サイトやカウンセリング時にきちんと確認しておくことをおすすめします。
植毛施術は、保険が適用できない自由診療の範囲内であるため、クリニックごとに料金が異なります。
しかし、施術費用のみでクリニックを選んでしまうと、思わぬトラブルに発展する可能性があるため、注意が必要です。
施術を受けるクリニックを選ぶときは、以下のポイントを比較して選ぶのがおすすめです。
施術する医師の経歴や実績のほか、公式サイトに掲載されている過去の症例を確認しましょう。
また、実際にカウンセリングを受けに行ったときの対応や、トラブルに対するフォロー体制が充実しているかどうかなどを見極めることが重要です。
また、肌トラブルや施術後の疑問点を解決するために、アフターケアや保証の有無も確認しておきましょう。
自毛植毛は、本来髪が生えている部分に植え付けるための手術ですが、髪が生えていない部分にも植毛できるため、傷跡に対しても期待できます。
例えば、ケガなどの傷跡、手術跡、ヤケド跡など、基本的にはどんな傷跡にも植毛は可能です。
ただし、傷跡の大きさや状態によって植毛手術の回数が増える場合があります。
したがって、植毛を検討する場合は、まずは専門医に相談してください。
アイランドタワークリニックでは、このようなお客様にも満足していただけるサービスを提供できるようにするため、無料で事前にカウンセリングを行っています。
オンラインでも行っているので、ぜひご気軽にご相談ください。
ケガや手術跡などの傷跡への自毛植毛手術は、一般的にグラフト数が500~1,500株程度、手術費用は約70〜140万円となります。
ただし、傷跡への毛根の定着率はあまり高くないため、クリニックによってはテスト植毛を行った上で、2回以上の手術が必要な場合がほとんどです。
そのため、グラフト数自体は少なくても、費用が高額になる場合があります。
傷跡の状態によって、様々なケースが想定されるので、まずはアイランドタワークリニックでの無料カウンセリングでご相談ください。
出典:手術についてのFAQ
植毛施術は、女性の薄毛治療にもおすすめしやすい施術です。
男性の薄毛は、頭頂部や生え際などの施術が多い傾向がありますが、女性の薄毛はつむじや髪の毛の分け目など広範囲に広がる傾向があります。
そのため、全体的なボリュームアップのために、植毛施術を受ける方もいます。
また、女性の薄毛は移植する髪の毛の量が少ない傾向にあるため、費用を抑えやすいメリットもあり、女性の薄毛治療に植毛をおすすめするクリニックも多いです。
女性が受けることが多い美容施術の中には、もみあげやこめかみなどに傷跡が残ることがあり、傷によって髪の毛が生えてこなくなることがあります。
美容施術による傷跡のところに植毛できる場合もあるため、美容施術の傷跡を目立ちにくくする効果も期待できます。
女性の植毛施術にかかる料金は、薄毛のタイプや移植する髪の毛の量によって異なります。
女性の薄毛に多い3つのタイプと、かかる費用の目安は以下の通りです。
薄毛のタイプ | 植毛費用(目安) |
ルードウィック型 | 170万円程度 |
クリスマスツリー型 | 470万円程度 |
ハミルトン型 | 180万円程度 |
ルードウィック型は、びまん性脱毛症であり、頭頂部の薄毛が特徴です。
生え際が後退することは少なく、植毛は頭頂部を中心に移植されることが多いです。
クリスマスツリー型は、オルセン型とも呼ばれており、生え際から頭頂部に向かって、クリスマスツリーのように薄毛が広がっているのが特徴です。
FAGA(女性型脱毛症)の症状として現れやすく、更年期やホルモンバランスの影響で発症することが多いとされています。
ハミルトン型もFAGAの症状として多く見られるタイプです。
額の両サイドから後退するM字型であり、男性型脱毛症と似た進行をするのが特徴です。
理由として、女性の体内にある男性ホルモンの割合が高くなることによって、ハミルトン型の薄毛を発症すると考えられています。
植毛は、女性の薄毛治療にも効果が期待できる治療方法のため、気になる方はクリニックで相談することをおすすめします。
一般の方だけでなく、芸能人の方の中でも薄毛に悩んでいる方は多いです。
見た目に気を遣う職業のため、余計にコンプレックスを感じやすいといわれています。
自毛植毛したことを発表した芸能人もおり、経過や体験談をブログなどで公開している方もいるため、気になる方は参考にしてみるのも良いでしょう。
植毛によって見た目のコンプレックスを解消し、仕事に積極的に取り組む方もいるため、自分に自信を持ちたい方やコンプレックスを解消したい方は施術の検討をおすすめします。
初めて植毛施術を受けるという方の中には、実際にどのような施術を受けるのか不安に感じている方もいると思います。
植毛が初めての方は、実際に植毛施術を受けた方のブログや体験談などを参考にしてみるのも良いでしょう。
ブログに掲載されている施術内容や植毛した量などを参考に、自分の希望や予算を立てるのもおすすめです。
注意点として、ブログや体験談などで掲載している情報は、個人によって感じ方に差があるため、参考程度に取り入れることをおすすめします。
植毛を受けるクリニックを選ぶときは、実績や施術方法、カウンセリング時の対応など、さまざまな情報を比較して、慎重に検討することが重要です。
選び方のポイントについて、詳しく解説していきます。
植毛を受けるクリニックを選ぶときは、クリニックや医師の実績を確認しましょう。
自毛植毛は外科的な手術のため、一定以上の技術が必要です。
技術力を判断するためには、クリニックの公式サイトに掲載されている過去の症例を見ることをおすすめします。
また、カウンセリングを受ける前には、公式サイトだけでなく、口コミサイトなどを参考にするのも良いでしょう。
口コミサイトには、クリニックの良い点だけでなく、改善して欲しい点についても記載されている場合があります。
良い口コミ・悪い口コミ両方を参考にした上で、カウンセリングを受けるクリニックを選ぶのがおすすめです。
クリニックによって、得意な施術や治療方法は異なる場合が多いです。
そのため、クリニックを選ぶときは、自分が受けたいと考えている施術方法をおすすめしているクリニックを選びましょう。
また、アフターケアや保証制度などが充実しているかどうかについても確認しておくことが重要です。
植毛施術は高額になりやすい施術のため、万が一のトラブルに迅速に対応してもらえるクリニックを選ぶことで失敗しにくくなります。
多くのクリニックでは、無料カウンセリングを実施しています。
カウンセリング時の対応についても、クリニックを選ぶ上でとても重要なポイントです。
カウンセリングの時間をきちんと確保してくれているかや、医師の対応が丁寧か、デメリットやリスクについての説明が明確かどうかなどを確認しておきましょう。
高額な施術や無関係な施術を無理に勧めてきたり、悩みをきちんと聞いてくれなかったりするクリニックもあるため、きちんと対応してくれるクリニックを選ぶことが重要です。
植毛や費用に関するよくある質問について解説していきます。
AGAが保険適用外な理由や、植毛後の髪の毛について詳しく触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
AGA治療が保険適用外な理由は、「治療しなければ生命に危険が及ぶまたは身体に不調をきたす病気」に該当しないためです。
AGAは、生命の危機や身体の不調に繋がる症状ではないため、自由診療の範囲内での治療を受けることになります。
そのため、治療費は全額自己負担であり、クリニックによって料金が異なりやすく、治療費が高額になりやすい施術です。
自毛植毛の場合、施術直後の髪の毛は、頭皮に定着するまで時間がかかりますが、定着したあとは周りの髪の毛と同様に血液が運ばれ、栄養が受け取れる状態になります。
人工毛植毛の場合、合成繊維で作られた人工毛は、半分程度が1年で抜けてしまうといわれています。
人工毛が抜けた部分に再度髪の毛が生えてくることはほとんどないため、再び人工毛を植毛するために再施術を受ける必要があります。
また、人工毛を移植することにより、頭皮が異物と認識してしまい、頭皮の炎症などが起こる可能性もあるため、定期的な頭皮のメンテナンスや移植が必要になります。
自毛植毛を受けてから効果が実感できるまでには、6~8ヶ月程度かかることが多いといわれています。
施術後1ヶ月程度で、移植した髪の毛がヘアサイクルに伴って、自然に抜け落ちたあと、2~3ヶ月後に新しく生え始めるようになります。
そのため、早くて4ヶ月程度で効果を実感し始める方もいますが、髪の毛のボリューム感などを感じるまでにはもう少し時間がかかる場合もあります。