自毛植毛を安く受けるには？自毛植毛の費用を抑えるポイントを解説

自毛植毛の手術を受けたいと思っていても、費用が高くて悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、自毛植毛を安く受ける方法について、下記を中心にご紹介します。

• 自毛植毛の種類
• 自毛植毛の費用を抑えるポイント
• 海外で自毛植毛をする際のリスク

記事の後半では、自毛植毛を安く受ける方法について、よくある質問にも答えています。
ぜひ最後までご覧ください。

1. 自毛植毛とは
2. 自毛植毛にかかる費用
   1. 基本料金
   2. グラフト単価
   3. 診察料など
   4. 自毛植毛にかかる費用の計算方法
3. 自毛植毛は主に3種類
   1. FUE法
   2. FUT法
   3. ニードル法
4. 自毛植毛の費用を抑えるポイント
   1. 早期に治療を始める
   2. 割引制度やキャンペーンを利用する
   3. 自分に合った支払方法を選択する
   4. アフターフォローや保証内容をチェックする
   5. カウンセリングで納得いくまで相談する
5. 自毛植毛に関するよくある質問
   1. 自毛植毛と人工毛植毛の違いは何ですか？
   2. 自毛植毛での失敗とはどんなことですか？
   3. 海外の治療で自毛植毛を安くできますか？
6. 海外で自毛植毛を受けることのリスク
7. 自毛植毛を安く受ける方法まとめ

自毛植毛とは

自毛植毛は、毛が薄くなっている箇所に、自分自身の髪の毛を移植する治療法です。
主に、AGA（男性型脱毛症）の影響を受けにくい後頭部から頭髪を採取し、気になる部分に移植します。
自毛植毛では、髪の毛を毛包ごと移植することで、移植した髪の毛が、移植した箇所でも成長を続けるのが特徴です。

植毛手術の費用は、クリニックや治療法などによって変わります。
アイランドタワークリニックの場合、植毛費用は、基本治療費と移植グラフト費で、具体的には下記の通りです。

一方、人工毛植毛は、人工的に作られた毛を薄毛や抜毛が気になる部分に植え付ける治療法です。
人工毛は、ポリエステルやナイロンで作られています。

人工毛植毛のメリットとしては、希望する本数を際限なく植えられますが、人工的に作られたものを移植するため、体に合わないなど、トラブルが起こる可能性があるのがデメリットです。

また、1,250本〜2,500本移植する場合の費用は、約32万5,000円〜65万円です。
さらに、メンテナンス費用が発生します。

自毛植毛にかかる費用

下記では、自毛植毛の費用について解説します。

自毛植毛の費用は大きく、

• 基本料金
• 1ドラフトあたりの費用×ドラフト数
• 診察料

に分けられます。

それぞれの相場や、費用には何が含まれるのかなどを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

また、自毛植毛は自由診療です。

基本料金

自毛植毛の基本料金に含まれるのは、主に

• 機器の使用料
• ドクターの技術料
• 衛生維持費

などです。

基本料金の相場は、約20万円〜30万円で、術式やクリニックによって違いがあります。
アイランドタワークリニックでは22万円（税込み）です。

グラフト単価

グラフトとは「株」のことで、後頭部や側頭部から移植する毛包の単位を表します。
毛根を包む組織を毛包と言い、一つの毛根につき生えている毛髪は、1〜4本です。
従って、1株移植すると、1〜4本の毛髪を植毛することになります。

治療する範囲や治療方法によって、必要なグラフト数は異なり、1グラフトあたりの単価×株数で、料金は変動します。
治療範囲が広くなれば、必要なグラフト数は変わります。
また、治療法によっても必要な株数が変わることがあります。

診察料など

基本料金とグラフト単価のほかに必要なのは、

• 初診料
• 再診料
• 定期検診費
• カウンセリング費
• 血液検査費

などです。

アイランドタワークリニックでは診察料などを頂戴しておりません。
お気軽にカウンセリングにお越しください。

出典：植毛にかかる費用について｜アイランドタワークリニック

自毛植毛にかかる費用の計算方法

自毛植毛にかかる費用は、「基本料金+（グラフト単価×グラフト数）+診察料など」で計算できます。
遠方のクリニックで受診する方は、往復の交通費や宿泊費用も考慮するようにして下さい。

なお、アイランドタワークリニックでは施術当日の交通費や宿泊費用を還元しております。安心してお越しください。

また、症状によっては、一度の治療で終わらない場合があります。
2回目以降の治療を行う可能性があると想定しておくことも大切です。

出典：植毛にかかる費用について｜アイランドタワークリニック

自毛植毛は主に3種類

下記では、自毛植毛の種類と費用について解説します。

自毛植毛には、主に3つの種類があり、それぞれに違いがあります。
また、術式によって、費用も変動しますので、ぜひ参考にしてください.

FUE法

ブレードパンチという専用器具を使用し、毛髪を毛包ごと採取するのがFUE法です。
毛を選びながら採取し、採取した株はメスで頭皮に切り込みを入れて、ピンセットで1株ずつ移植します。

メリットは、

• ドナー部分のメンテナンスがいらない
• ドナー部の1つ1つの傷が小さく、目立ちにくい

などです。

一方デメリットは、

• ドナー採取時、髪の毛を短く刈らなくてはならない
• グラフト数が多いと、ドナー採取に時間を要する

などです。

施術の流れとしては、まずグラフトの採取を行います。
専用器具で毛髪を毛包ごと採取したあと、移植部位のホール作成をします。
髪の毛の角度や方向など、細かく調整しながら、丁寧に移植すると完了です。

FUT法

メスで、後頭部の皮膚を約10〜20㎝帯状に切り取り、株を採取するのがFUT法です。
切り取った部分から移植する株を選び、薄毛部分に移植します。
移植の際もメスを使用し、頭皮に植え込みます。

メリットは、

• 傷が目立ちにくい
• ドナー部分の剃毛が不要

などです。

一方、デメリットは、

• ドナーの術後管理を要する
• 限られた医療施設でのみ施術可能

などです。

施術の流れとしては、まず後頭部や側頭部のドナーを採取します。

そのあと「株分け」を行います。
「株分け」は、顕微鏡下で、グラフトに切り分ける作業です。
手作業でグラフトに切り分けたあと、丁寧に移植をして完了です。

ニードル法

専用の細い針を使い、移植する毛をセットして、穴を開けるのと同時に植え込みを行う方法です。
単一植毛法とも呼ばれ、毛髪の一本一本を使用します。
シャープペンシルのように針を刺し、移植する毛を押し出す施術法です。

メリットは、

• 工程が少ない
• 傷跡が目立ちにくいとされている

などです。

一方、デメリットは、

• 細い針に対応できる細い毛でなければいけない
• 1本1本移植するため、医師の負担が大きい
• 一時的脱毛が起こる可能性が高い

などです。

従って、太い毛を植毛したい方、毛量を多く植毛したい方が好きには、あまりおすすめできません。

出典：3つの自毛植毛の方法｜アイランドタワークリニック

自毛植毛の費用を抑えるポイント

下記では、自毛植毛をする際の費用を抑えるポイントを解説します。
複数の方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

早期に治療を始める

薄毛が気になりはじめたら、早めにクリニックを受診するのがおすすめです。
自毛植毛は、移植が必要となる範囲が大きくなると、その分、費用が高くなるからです。

自毛植毛の費用は、基本料金に加えて、グラフト単価とその数で決まります。
グラフトとは「株」のことで、後頭部や側頭部から移植する毛包の単位です。
毛根を包む組織を毛包と言い、一つの毛根につき毛髪が、1〜4本生えています。
従って、1株移植するとは、1〜4本の毛髪を植毛することを意味します。

薄毛の範囲が広く、移植する株数が多ければ多いほど、費用が高額になります。
従って、薄毛の範囲が広がる前に治療を開始できれば、移植の範囲が狭く済み、その分、費用を抑えられます。

割引制度やキャンペーンを利用する

各クリニックの割引制度やキャンペーンなどを上手く利用することで、自毛植毛の費用は抑えられます。
割引制度やキャンペーンは、クリニックや時期によって条件が異なります。

また、モニター制度も活用できます。
モニターになると、クリニックのホームページやパンフレットに、症例として写真が掲載される代わりに、治療費が割引されます。

モニタープランの一例としては、下記の通りです。

• 症例写真（顔写真）と動画媒体への出演、体験談の掲載…50%OFF
• 症例写真（目線隠し顔写真）と体験談の掲載…30%OFF
• 施術部位の写真と体験談の掲載…20%OFF

モニター募集には、プランや年齢などの条件や、人数制限があります。
自分が条件に当てはまるかどうかは、事前のカウンセリングで相談するようにして下さい。

自分に合った支払方法を選択する

自毛植毛の支払いは、数十万円を超える高額になります。
ローンやクレジットカードの分割払いに対応しているクリニックが多いので、自分に合った支払い方法を選ぶことが大切です。

例えば、医療ローン（メディカルローン）を利用すると、医療機関と提携している信販会社から融資を受けられます。
融資を受けるには審査が必要ですが、審査に通れば、分割払いが可能になります。
例えば、100万円の治療費であっても、60回の分割払いにすれば、月々の支払い金額は、2万円程度に抑えることも可能です。

アイランドタワークリニックでは、最大120回まで分割が可能な医療ローンがあるため、月々の支払い金額を抑えることができます。

アフターフォローや保証内容をチェックする

自毛植毛は、手術を受けて終わり、ではありません。
術後のアフターフォローや保証内容もきちんとチェックすることが大切です。
また、そのアフターフォローや保証が、治療費に含まれているかも確認してください。

アフターフォローの1つとして、挙げられるのが植毛手術後の洗髪サービスです。
アイランドタワークリニックでは手術翌日、専任スタッフによる洗髪サービスを行っています。
髪の毛を洗うときの力加減や、シャワーの勢いなど、不安なことを解消できる機会でもあります。

また、自毛植毛手術は、発毛を実感するまでに時間を要し、一時的脱毛が起こる可能性もあります。
アイランドタワークリニックでは、営業時間中は手術後もいつでも相談が可能です。
電話やホームページの問合せフォームから、些細なことでも無料で相談できるサービスは心強いです。

また、保証についても確認しておきます。
例えば、アイランドタワークリニックの場合は「全額保証サービス」が、施術費用の20%でつけられます。
保証内容や費用はクリニックによって異なるので、事前にチェックしてください。

出典：植毛にかかる費用について｜アイランドタワークリニック

カウンセリングで納得いくまで相談する

自毛植毛をする場合は、事前のカウンセリングで納得いくまで相談することが大切です。
自毛植毛は、費用が高額であることに加え、発毛を実感するまでに時間も要します。
お金と時間を無駄にしないためにも、事前のカウンセリングで、不安や疑問を解消するようにしてください。

事前カウンセリングは、無料ですのでまずは一度お越しください。

自毛植毛に関するよくある質問

下記では、自毛植毛についてよくある質問にお答えします。
参考にしてください。

自毛植毛と人工毛植毛の違いは何ですか？

自毛植毛は、自分の頭髪を採取して薄毛が気になる部分に移植する治療法です。
一方、人工毛植毛は、ポリエステルやナイロンなど、人工的に作られた毛を薄毛部分に植え付ける治療法です。

自毛植毛のメリットは、発毛組織を含む頭皮ごと、薄毛が気になる部分に移植するので、髪の毛を切っても再び毛が生えてくることが見込める点です。
経過が順調であれば、定期的なメンテナンスが不要となります。
一方、植毛できる数に限りがあり、発毛を実感するまでに時間を要するのがデメリットです。

人工毛植毛のメリットとしては、自毛植毛よりも費用が安く、希望する本数を際限なく植えられる点です。
しかし、人工的に作られたものを移植するため、体に合わないなど、トラブル発生の可能性があるのがデメリットです。

従って、費用の安い人工毛植毛よりも、リスクや定期的メンテナンスが不要となる、自毛植毛がおすすめです。

自毛植毛での失敗とはどんなことですか？

自毛植毛は、必ず成功するという訳ではありません。
自毛植毛手術後に、後悔した、失敗した、と感じるケースとして下記のようなものがあります。

• 毛根の定着がゆっくりに感じる
• 術後の痛みや腫れが、想定以上
• 仕上がりに納得できない
• 植毛した部分の髪質変化
• ショックロス（植毛手術後の脱毛現象）
• 傷跡が目立つ

失敗を減らすためには、クリニック選びや事前カウンセリングが大切です。
また、事前カウンセリングでは希望の仕上がりを伝え、納得いくまで相談することが大切です。
万が一の場合に備えて、アフターフォローや保証についても確認してください。

海外の治療で自毛植毛を安くできますか？

海外で治療を受けることにより、日本国内での治療よりも、安く自毛植毛を行うことは可能です。

海外でも、AGA治療法として

• PRP療法
• 自毛植毛
• レーザー治療

などが注目されています。

一例として、韓国における自毛植毛の一般的な治療費用は下記の通りです。

• FUT法：50万円+5万円（飛行機代・宿泊費などの費用）＝約55万円
• FUE法：60万円+5万円（飛行機代・宿泊費などの費用）＝約65万円

日本での相場は、70万円〜150万円程度なので、格安で治療を受けられます。
しかし、海外での治療はいくつかのリスクを伴うことも覚えておいてください。

海外で自毛植毛を受けることのリスク

日本国内だけでなく、海外でも自毛植毛治療は受けられます。
海外で治療を受ける場合は、海外での自毛植毛ツアーを実施している会社のツアーやプランに申込む方法があります。

自毛植毛が受けられる主な国は、

• トルコ
• 韓国
• タイ
• シンガポール

などです。

「医療ツーリズム」を国策として、外国人患者を積極的に受け入れている国もあります。
ただ、海外での植毛はリスクが大きく、トラブルになる可能性が高いとされています。

海外で治療を受けるリスクとして大きいのが、手術後のアフターケアが、日本と異なる点です。
日本国内では、手術翌日に無料の洗髪サービスがつくなど、アフターケアが充実しています。
施術後、不安なことや体調、頭皮の状態を確認するなどのアフターフォローを無料で行っているクリニックもあります。

しかし、海外で治療を受けると、アフターケアサービス自体がついていない、または料金に含まれていないケースも珍しくありません。
海外で自毛植毛手術を受け、帰国後に頭皮や髪の毛にトラブルが発生した場合、すぐにフォローを受けられない可能性があります。

海外で受けた自毛植毛のトラブルを、日本のクリニックで相談すると、追加で費用がかかりますし、具体的にどんな治療をしたか判断が難しいため、症状の改善まで時間がかかることもあります。
「こんなことになるんだったら、最初から日本で自毛植毛をすればよかった」となる可能性もあります。

また、海外で治療を受ける際のリスクとして、言語の問題もあります。
海外のクリニックに日本語が話せるスタッフがいる場合もありますが、微妙なニュアンスや専門用語、具体的な仕上がりのイメージなどで、すれ違いが起こりやすいとされています。

海外で、自毛植毛治療を受けるメリットは、

• 格安で治療が受けられる
• 旅行を兼ねられる

という点です。

一方、デメリットとしては、

• アフターケアが充実していない可能性がある
• 言語の壁
• 海外に渡航するため、スケジュール調整が難しい

という点です。

海外での治療は、一見、格安だと思われがちですが、リスクなどのデメリットを考慮すると、日本国内での治療がおすすめです。

自毛植毛を安く受ける方法まとめ

ここまで自毛植毛の費用を抑える方法についてお伝えしてきました。

自毛植毛を安く受ける方法の要点をまとめると以下の通りです。

• 早めに治療を開始する
• キャンペーンやモニター制度を活用する
• 海外での格安治療には慎重に

これらの情報が、少しでもお役に立てば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。