当院では、グラフトの採取→移植部ホール作成→インプラント(株の移植)の工程を全て同じ機械&一人の医師と看護師のチームが行います。医師が工程によって機械のパーツを変え、足下のペダルを使って操作しています。メスを使わずパンチで組織をくりぬき、毛包を「すぽっ」と抜いたり植えたりを繰り返す、と言えば分かりやすいでしょうか。
これにより、スピーディーな施術と痛みや傷跡を最小限に抑えることに成功しています。坊主や刈り上げにしても傷が目立ちにくいので、施術後のヘアスタイルの幅が広がるんですよ。
従来のメスを使って皮膚を帯状に切り出す方法だと、採取する部分の傷跡も大きく、皮膚を縫合する必要も出てきます。当院の施術なら、一株一株採取して植えるので、より自然な仕上がりが実現します。
先日アメリカで行われたISHRS(国際毛髪学会)に出席してきました。これは、世界中の植毛に関わる医師が、自身の研究結果を発表する場です。
看護師が学会に同行するクリニックは少ないかもしれませんが、植毛は医師と看護師の二人三脚で行われるので、「最新の知識と技術を吸収したい」と私も意気込んで参加したんです。でも、世界の植毛を見てもアイランドタワークリニックのクオリティは遜色ないものだと感じました!
仕上がりの美しさ、患者様への負担、グラフトをいかに無駄にしないか……すべての面で、アイランドタワークリニックの植毛は患者様のことをどれだけ考えられてるか、を実感することができました。
自信を持っておすすめできる。その現場にいられるのって、とても自慢です。
施術の際、看護師は採取とインプラントの両方の工程に関わります。さらに、患者様のご不安を軽くしてさしあげることも看護師の仕事です。
メスで切らない、部分麻酔と言っても、手術は誰でも怖いですよね。そんな時、ちょっとしたことでずいぶん気持ちが楽になると思うんです。
オペ室に入った時が一番緊張が高まるので、患者様の表情を見ながら、「緊張しますよね!」とか、二回目の方なら「どうですか?前回と緊張感変わりますか」と笑顔でお声がけしています。
また、麻酔は麻酔液が入っていく痛みがあるので、その時にも気配りがほしいですよね。時間にすれば1~2分の我慢なのですが、私たちはいつも、腕をポンポンと触ったり、背中をさすったりして患者様の様子を確認します。
よく、「背中をなでてもらって安心した」と言っていただけるので、続けていこうと思っています。
先日の学会以降、私のやる気にもより火が付きました(笑)
技術とともに、患者様の満足感も当院が世界一を誇れるよう、今後も日々努めていきたいです。