用語集:男性型脱毛症診療ガイドライン

男性型脱毛症診療ガイドライン

男性型脱毛症診療ガイドラインとは、AGA(男性型脱毛症)の効果的な治療方法を選定した診療ガイドラインのことです。薄毛の治療法には非常に多くの種類があり、どれを選べばよいのか悩ましい状態です。そこで、日本皮膚科学会が、薄毛治療方法の選択の助けとなるように作成したのが、男性型脱毛症診療ガイドラインです。
このガイドラインでは、治療法の推奨度を以下の5段階に分類しています。A:行うよう強く勧められるB:行うよう勧められるC1:行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がないC2:根拠がないので勧められないD:行わないよう勧められる このうち、Aに分類されるのは、ミノキシジル外用、フィナステリド内服(男性に対してのみ)の二つである。また、自毛植毛はBに属している。一方、女性に対するフィナステリド内服や人工毛植毛はDに属しており、ガイドラインでは行わないことを勧める治療法とされている。このガイドラインは、薄毛の治療としてなにから始めればよいかわからない人にとって、非常に良い指針になったといえるでしょう。しかし、薄毛の症状は人によって異なるため、ガイドラインのみを鵜呑みにするのではなく、しっかりと自分で情報収集を行い、納得した治療をうけることが大切です。