痛みが少なく、傷跡も残りにくい
i-Directのグラフト採取。
i-Directではメスを使用しない、極細のチューブパンチによる移植株の採取のため、
採取箇所と移植株へのダメージが最小限に抑えられます。
FUT では、採取本数によっても異なりますが後頭部の皮膚を幅1.5cm、長さ10 ~ 20cm 程度の帯状に切り取った後に、ひとつずつ細かく株分けとトリミング(余分な皮膚の切除)を行いグラフト(移植株)を作成します。手作業での株分けのため移植毛を損傷する可能性もあり、また移植に使用しない毛髪もまとめて切り取ってしまうため、採取した毛髪に対して実際に移植される毛髪は少なくなります。
i-Directでは移植株(グラフト)の採取は、直径0.8mm の極細のチューブパンチを用いて行います。医師が目視で2本毛3本毛などの移植に適した状態の良い健康な毛髪を選び採取します。毛髪の生えている角度を考慮した上で、高速回転するチューブパンチを使い周囲の組織ごと切り取ります。必要最小限の組織を採取し、余分な皮膚を傷つけることがないため、移植に必要な株数を無駄なく採取することができます。
FUTでは、後頭部の皮膚を帯状に切り取るため、一定期間手術後の痛みが残ります。また、採取後に上下の皮膚を縫合するため、線状に傷痕が残り、皮膚が引っ張られるような違和感が生じてしまうこともあります。
i-Directの場合0.8mm のチューブパンチを利用して採取する為、傷跡は目立ちにくく、術後の痛みも最小限に抑える事ができます。術後に不自然にならないよう選択的に採取するため、採取痕もまばらで目立ちません。傷跡は数日で皮膚が再生してふさがるため、採取部の違和感もありません。
FUTでは、移植株として使用できるように、採取した帯状の皮膚を細かくティアドロップ型にトリミングする必要があります。移植に必要な数をすべてトリミングするためには時間がかかるため、1回の施術で大量の株を採取することは難しく、また細胞の虚血時間も長くなるため生着率が低下します。
チューブパンチで採取した時点ですでに、移植に使用できる移植株の形に整えられているのでトリミングは必要ありません。そのため採取スピードを速めることができるので、1回の施術で大量の株を採取することができます。
また採取スピードの高速化により、採取した移植株の虚血時間も短くできるので、生着率を高く保つことができます。
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