毛母細胞
毛母細胞とは、毛乳頭を取り巻くように存在する細胞のことで、髪の毛の成長に非常に重要な役割を果たしている細胞です。毛母細胞は、毛乳頭から指令を受け、細胞分裂をしながら増殖していくことで、髪の毛をつくりだします。毛母細胞が死滅すると、髪の毛は生えてくることはありません。永久脱毛とは、この毛母細胞をレーザーなどで破壊していくことで、毛が生えないようにしているのです。逆に、毛母細胞を活性化させることで、抜け毛、薄毛などを防ぐことも可能です。毛乳頭に酸素、ビタミン、アミノ酸などの栄養素を届ける役割を果たすのは血液です。よって、頭皮の血行を良くすることが、毛母細胞を活性化させるのに有効な手段なのです。
薄毛対策として頭皮の血行を良くする頭皮マッサージなどがあげられるのはそのためです。また、毛母細胞は髪の毛に色をつけるのにも関与しています。毛母細胞は髪を作り出す際、メラノサイトと呼ばれるメラニン生成細胞からメラニン色素を受け取って本来は無色である髪に色をつける働きをしています。このような毛母細胞の働きをしっかりと理解し、適切な薄毛や抜け毛の対策を取っていくことが、頭皮の悩みを解決するためには重要になってくるのです。