用語集:瘢痕性脱毛症

瘢痕性脱毛症

瘢痕性脱毛症とは、火傷な外傷、放射線治療、その他外的な要因によって毛母細胞が破壊されることによって生じる脱毛症のことをいいます。ストレスや生活習慣の乱れなどによって生じる脱毛症や、男性ホルモンの影響で生じる男性型脱毛症(AGA)と異なり、外的な要因によって生じる脱毛症であることが特徴です。瘢痕性脱毛症の前段階の症状として、瘢痕性毛包炎とよばれる症状があります。これは、毛包に菌が感染し炎症を起こしてしまうことで、髪の毛が抜けていってしまいます。この瘢痕性毛包炎がきっかけとなって、瘢痕性脱毛症を発症するケースが多くあります。
瘢痕性脱毛症を放置しておくと、周囲まで瘢痕が広がってしまい、結果として広範囲で脱毛してしまう恐れがあります。瘢痕性脱毛症では、毛包が破壊されてしまっているので、再び髪が生えてくることはありません。この点が、他の脱毛症と異なる部分であり、育毛剤や生活週間の見直しなども効果がありません。

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