男性ホルモン
男性ホルモンとはアンドロゲンと呼ばれる性ホルモンのことを指し、総合的な男らしさに影響を与えるホルモンであると言われています。アンドロゲンは、男性の場合睾丸と副腎で生成されますが、睾丸でつくられるアンドロゲンの95%を占めるホルモンのことをテストステロンと呼びます。
テストステロンは、男性型脱毛症(AGA)の原因となるホルモンの一つとして知られています。テストステロンは、体内の5α-リダクターゼという物質と結びつくとジヒドロテストステロンと呼ばれる物質に変換されます。このジヒドロテストステロンが、毛乳頭細胞にある受容体に結合し、発毛を抑制してしまうことで男性型脱毛症の症状が現れるのです。このように男性ホルモンが多くの日本人男性の悩みの種となっている薄毛を引き起こすことはよく知られていますげ、かといって男性ホルモンが少なくなると、性機能、免疫力が低下するなどの症状が現れる可能性があります。そのため、AGA治療薬として有名なプロペシアなどを服用すると、上記のような副作用が引き起こされる可能性もあります。男性的な活力の源とも言える男性ホルモンは、体内でも非常に重要な役割を果たしていると言えるでしょう。