一時的脱落
一時的脱落とは、自毛植毛の手術後に時々見られ、一時的に移植毛が抜け落ちる症状のことを指します。
一般的に自毛植毛の手術後約1〜4ヶ月の時期に起こるとされていますが、人によっては手術後1ヶ月以内に起こることもあるといいます。
一時的脱落は通常のヘアサイクルのなかで、移植毛が強制的に休止期にはいることで起きています。
ですので、一時的脱毛で抜け落ちた髪の毛も、基本的に植毛の経過の中でまた髪が生えてきます。
いまのところ原因は医学的にははっきりとはわかっていないというのが現状ですが、手術時の麻酔の影響や、移植部分の組織の炎症作用ではないかと考えられています。
休止期は3ヶ月程度といわれていますので、一時的脱落が起きる1〜4ヶ月の期間を経て、大体6ヶ月目を目安に髪の毛が再び生えてきます。
髪の毛は1ヶ月に1cm程度伸びますので、男性であればそこからさらに3ヶ月程度たつと、まわりの髪の毛と馴染んで自然な髪型になっていきます。
植毛の完成は半年から1年程度かかるといわれていますが、それはこうした経過があるからです。
一時的脱落が起きた際は不安になる方も多いかもしれませんが、正常な植毛の経過となりますのでご安心ください。
また、一時的脱落のことで気になることがあれば、いつでもお気軽に当院にご連絡ください。